見出し画像

自分の本性とご対面(若林さん、ありがとう)

こんにちは、こんばんは、おはようございます。

この前、久々に本から活字を浴びまして
素敵な作品だったので衝動的にnoteを書いてます。

読んだ本はオードリーの若林さんの
『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』

発売当初、ラジオ好きの友達が読んでいて
感想を聞くわけでもなく、何となくいつか読んでみたい本リストに入ってました。


最近なぜか親から紹介され、半ば強引に文庫本を渡され、夜中に寝ればいいだけなのになんかもったいない!何かをしてやりたい!という一種の深夜テンションに駆られ、ふと本を開きました。

読み始めたのは有楽町ではオールナイトニッポン、赤坂ではJUNKが始まる頃の深夜1時。

時間を忘れ、読むページが止まりませんでした。
久々に活字の温泉に浸かり、のぼせた感じです。

本の内容は、2017年に若林さんが夏休みに
キューバに一人旅をする紀行文。

やっぱりネタを作ってる方は文章が面白い!!!

脳内で若林正恭の声で早口で読み進め、気づくとオールナイトニッポン0が始まる頃の時間に。

こんなに一気読みしたのはいつぶりだろうか
小学生の時に誕生日にかってもらったパーシージャクソンシリーズを1週間で読み終えたときぐらいかもしれない。

こんな読み進められたのは、ここ最近紙の読書をしてなかったからか、若林正恭の魅力に魅せられたからか、言うまでもなく答えは絶対後者。

最近、自分の本性と向き合うことがあります。

「おれはこういう性格だ」とあまり考えたことはなく、就活の時にはなんとなく忍耐強いとか楽観的とか、辞書で調べて一語で理解出来る言葉に当てはめていたんですが、
「忍耐強い?楽観的?バカ言うんじゃないよ
   お前は真逆だろうが」
自分の本性はそんな簡単なものではないと知らされました。

僕は誰かに影響されて、その影響から何かを作りたいと思っていて、それでご飯を食べるもんだと思っていた。簡単に言えばテレビディレクターや映画監督、作家のような仕事をしていきたいと気づけば考えていた。てかそうなると信じてた。

でも、この本(表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬)を読んで少し自分の本性がわかった気がする。

自分は影響された受け身の人形でしかなく、自分から何か生み出すことは出来ないと。

思えば、ほとんど受け身で始めてここまで来たのだと。テレビ業界に入るきっかけも中学の時に部活の顧問と父親から「そんなにテレビが好きならディレクターやプロデューサーになりなよ」と言われたからだった。

まぁでもきっかけなんてものは誰しもそんなことばかりなんだろうけど。日常生活で受け身気質なことを自負しているのだからもう遅い。

受け身なくせにして、僕はすぐ答えやゴールを欲しがる。それは受け身だからなのか。
人と話していても聞いた質問が返ってこないとイライラするし、ゴールがない話を延々と聞いてるとモヤモヤする(まぁ誰でもそれやられたら同じか)

この文章にもゴールを付けたいと思っている。早く終わらせたい気持ちともう少し長く書いていたい気持ちが右往左往している。

この本を読んで、特に悲しくなったり楽しくなったり大きく感情が揺れ動かされることはなかった。(もちろんめちゃくちゃ面白ったです!)
でも、僕の中で確実に僕の本性が目の前に出てきた。本性というより隠していた哀れな自分自身。

結局この文章にゴールは見つけられない。
お前には見つけられっこない。
自分に期待し過ぎている、ナルシストだから。

まずは諦めることからはじめてみる。
お前は何も出来ない。出来ないなら何をするのか
話はそれからじゃないのか。

僕の本性が僕の頭をはたいた気がした。
(なんかいい感じに終わらせているのは、
 若林さんのせい。絶対)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?