見出し画像

【転職】転職活動の第一歩【期間と流れ】

こんにちは、御堂筋です。
普段はIT企業でキャリアアドバイザーをしております。

今日は転職活動の期間と大まかな流れについて書こうと思います。
これを読むことで転職活動の一般的な進め方について理解することができます。

どんな人に読んでほしいか

  • これから転職活動を始めようと、情報収集をしている方

  • すぐに転職活動をする予定はないが、いずれしようと考えている方

  • 転職活動の概略について、知っておきたい方

※ 普段から転職活動をしていこうと考えている方は以下の記事もご参照ください。

転職活動でかかる期間は3ヶ月-1年程度

期間については 「早い方で2ヶ月程、じっくり検討される方で1年程度」 という認識を持っておくと良いでしょう。

「早い」= 転職する意思は固く、次の会社を見つけていきたいという方
「じっくり検討」= なんとなく転職について考えていて、良い所があれば転職しようと考えている方

私は「早い」「じっくり」両方を実践したことがあります。
それぞれのメリ/デメについて記載します。

「早い」は集中的にできる一方、負担が大きい

何と言っても早く行うことは 「スピーディーに次の転職先を決めることができる」 これに尽きます。

「転職したい」と思ったときの気持ちそのままに動くことができるので転職軸もブレることなく意思決定もしやすいです。

しかしその分負担も大きいです。
特に体力的な負荷がかかります。

本業と転職活動を並行して行うことになるので業務の休憩時間や業務後の夜に絶え間なく面接が入ることになります。
そのため疲労度が高くなってしまいます。

選考なので一定お見送りもあります、そうすると精神的にも落ち込んだりするので業務に影響が出たりします。

「じっくり」はまったりペースでできる一方、青い鳥症候群になりがち

じっくり行う転職活動はそこまで大きな疲労はありません。
1ヶ月に1-2社程度面談や面接を受けるのみですので気軽な気持ちで進めることができます。

しかし 「もっと良い所があるのかもしれない」 という気持ちになってしまう傾向が出ます。
そうした状態を「青い鳥症候群」と呼ばれています。

年収や働き方に目が向いてしまい、本来の転職理由や企業軸からブレてしまう可能性もあります。

結果的に転職活動が長引いてしまい、「なんか良いところが無いから転職するの止めてしまおう」 となってしまうパターンも少なくありません。

ご自身の転職に対する温度感を俯瞰しながら、どちらのパターンで進めるのか検討してみると良いでしょう。

転職活動の具体的な流れ

カジュアル面談

選考要素のない面談です。

企業側から企業の説明やチームの状況などについて色々と教えてくれます。
基本的にはスライドを用いて説明会ライクに行うことがほとんどですが、中には対話形式でお互いの状況をすり合わせながら進める場合もあります。

詳細は一記事分作れてしまうので省きますが、ここで本選考に進むかどうかを検討することになります。

(未作成の場合は)書類作成

本選考の時点で書類選考等が入るため、履歴書と職務経歴書が必要になります。
予め作成されている場合はここのフローはスキップできますが、未作成ですと時間がかかります。

稀に書類作成が大変で転職活動を止めてしまう方もいらっしゃいます。
もちろん無理に進める必要はありませんが、止めてしまっても現職のペインが解消されることはありませんので一気に作ってしまうことをおすすめいたします。

職務経歴書については以下で記事を書いております。
ご参考までに。

一次選考-二次選考

書類を提出したら本選考です。
大体選考回数としては2-3回になります。

一次選考では「転職理由や今後やりたいこと」など一般的な質問を通して「ウチに入ったとしてもやめることは無いだろうか」を確認します。

二次選考では主に技術面を見られることが多くあります。
コーディングテストやペアプログラミングなど、実際の業務に近い形で現場のメンバーと関わります。

ここで本選考に通過しない方は、良かったら以下の記事を参考にしてみてください。

最終選考

二次選考まで通過するといよいよ最終選考です。
よく「最終選考まで来たらほぼ内定」と思われる方がいらっしゃいますがそれは大きな間違いです。

最終選考では「迷ったらお見送りにする」というスタンスの企業が多いです。
一般的な通過率としては50%と言われていますが私の肌感では40%程だと感じています。

最終選考では経営陣クラスの方が出てきて、「ウチに入った後、中長期的に活躍してくれそうか」 を見ます。

そのため、現場レベルよりも一段高い視座で質問に回答する必要があります。

オファー面談

最終選考を通過するとようやく「内定」になります。
その後オファー面談が入ります。

こちらは選考要素のない面談です。
ただカジュアル面談とは異なり、オファー年収や働き方、詳しい業務内容などについてのすり合わせがメインになります。

ここで納得できれば「内定承諾」という形になります。

退職交渉

後は現職に退職の意思を伝えていく流れになります。

ここでよくあるパターンとして 「現職で退職の話を出したところ、引き留められて給与が大幅に上がってしまった」 があります。

企業側としても退職されることは大きな痛手になります。
何とか引き留めようとします。

引き留めの内容が納得のいくものであれば留まっても問題ないでしょう。
しかし私個人の考えとしては 「急に年収を上げるのであれば、どうして評価の時点で上げなかったのだろう」 と思ってしまいます。

既に転職先の企業に内定承諾をされているのであれば退職については「相談」ではなく「報告」になります。

残る考えが無いのであれば「報告」をしましょう。

ここまでが転職活動の流れになります。

まとめ:期限を決めて転職活動を行うことで納得感のある意思決定をしよう

転職活動はいつでもできますが、転職は大きな意思決定を伴います。
じっくり行うことも正しい選択ですが、長引きすぎても良い意思決定はできません。

  • いつまで転職活動を続けるのか(=いつまでに転職先が決まらなかったらやめるのか)

  • 転職軸はどうするのか

  • 最後の意思決定のポイントは何にするのか

色々と考えるポイントがあり大変だとは思いますがしっかり決めることで「転職して(または現職に残って)よかった」と思えるでしょう。

みなさんが納得した転職活動を行える一助になれたら幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?