4-24 ヘンダーランドについては特になにもないです。

ネタバレ注意報発令中。映画というよりかは俺の人生のネタバレですね〜。

友人とオトナ帝国を見ました。友人に隠れて映画中に2回ボロ泣き。俺は結婚もしてないし育児もしていないし、ローンで家も買っていないので、過去の自分との照らし合わせの感情移入というよりかは、家の床とか、夏の暑さとか、駅のホームとか、匂いやら音やら質感やらといった五感を私は「知っている」ので、ひろしの回想で、ひろし感情移入ボロ泣きがその1。

ひろしの回想を経て、最後のシーン、EDの直前のシーンでボロ泣きその2。勃起不全ではないですよ。どんなに戻りたいと思っても、逃げたいと思っても、今までのすべてが俺の人生で、出会ってきた大事な人がいるからこそ、今を、生きているんだろうなって思って、思って、うわーーー。

本当に全く知らない土地で、都会の喧騒を感じさせず、私達の世界からは隔絶された、そんな土地で愛する人と数日を過ごしたことがあります。あの日々は、本当に短かったけれど、まるで永遠のように私の記憶の中を漂っていて、できることならあのままで、あそこに彼とずっといたいとさえ思っていました。今でも、思い出すことがありますが、あの日々がもう戻ってこないことを知っています。例えもう一度彼と一緒にあの地へ行ったとしてもあのときの心持ちとは少し変わってしまうのだと思います。だけれども、多分、今でも、過去に囚われています。

他にも、好きな人たちというのが、多くはありませんが、少々おりまして、皆さんと過ごした日々は数年であれど、数日であれどもとても大切で、記憶に残る物たちでした。

そしてこれらは、きっと、いきていけば、これからも増えていくんだと思います。

苦しかった思い出も、戻りたくはないけれど、思い出したくないけれど、それすらも私の人生で、私を形成したものの1つであることには変わりはありません。

私が好きな人たちが、私を好きでいてくれるのなら、私の人生も捨てたもんじゃないのかな、なんて。


今日の歌詞…
わたしは今日までいきてみました
時には誰かの力をかりて
時には誰かにしがみついて
わたしは今日まで生きてみました
そして今私は思っています
明日からもこうして生きていくだろうと

ー吉田拓郎 今日までそして明日から


あたしが愛した全てのものにどうか不幸が訪れませんように

ー女王蜂 鉄壁

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