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日記/31文字から香る

2024.3.18

8時30分頃に目覚める。スッキリと晴れているけど風が物凄く強い。朝ごはんは昨日と同じサンドイッチとヨーグルト。熱い紅茶と一緒に食べた。人の日記を読んだり、調べ物をしたり。

今年のはじめに「昨年以上に短歌賞に挑戦する」と決意したものの、そのまま2ヶ月間ほど、短歌とうっすら距離を取っていた。やっと向き合えそうなところにきたので、この機会を逃すまいと、まずは新人賞と呼ばれる短歌賞について調べてみる。それぞれの締切を確認し、なんとなく年間のスケジュールと、毎月何をどれだけやるか決めた。正直決めた通りにできるとは思っていないし、できなくて良いとも思っているけれど、頑張りたい。

自転車を漕いでいる途中、何か実のようなものがいくつも木から落ち、潰れているのを見かけた。あれはなんだろう。花屋でチューリップを4本買う。少しくすみがかった綺麗な色。贈る人のイメージを伝えると、素敵にラッピングをしてもらえて嬉しかった。

北大路の喫茶店へ向かう。道中、横並びに歩く3人組とすれ違う。全員、腕を前に組んでいた。何か難しい話題だったのだろうか。今日は、景色の中の違和感をよく拾う日かもしれない。手袋を片方落とした。特に思い入れのないものだったので、まぁいいかとすぐ諦めがついた。

レモンとキャラメルクリームのロールケーキ、ロイヤルミルクティーを注文。つやつやで美しい。そして素晴らしく美味しい。私が座っていた場所の頭上には梁があって、そこは猫の定位置らしく、今日もきた。猫を真下から見上げるのは初めてかもしれない。しばらくすると、ぺちゃぺちゃと毛繕いをする音が聞こえた。なんて愛おしいのか。

久しぶりに、鈴木晴香さんの『夜にあやまってくれ』を開く。特別な歌集。頁をめくると、ふわりと懐かしい匂いがした。それは一年ほど前、栞にしていた香り紙の匂い。
全部ここにある、と思った。

花を切るための鋏で君からの最後の手紙を花びらにする

鈴木晴香『夜にあやまってくれ』

喫茶店を出て、そのままの足で回転寿司へ。今日は絶対に寿司と決めていた。私は回転寿司に行くと、最初と最後に必ず納豆巻きを頼む。くら寿司であれば、最後はオレンジ&みかんジュースで締める。思う存分満喫した。回転寿司のカウンター席は、ちょうど良い寂しさが漂っていて好き。薬局で日用品を買って帰宅。トイレットペーパーの持ち手が指に食い込んでヒリヒリした。

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