友人の再会で、手土産を買う。
東京でメアリーさんと2年ぶりに再会した。
変わらない彼女の明るさと笑顔。
確実に月日は経ったのに、一瞬であの頃に戻ったかのような錯覚に陥る。
そんなパワーが彼女には、ある。
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私たちの出会いは、おもしろい。
3年半前、世の中がコロナで騒がれていたころ。
京都に住んでいた私と、東京出身のメアリーさんは、京都でルームシェアをすることで知り合った。
ルームメイトの定員は3人で、先にメアリーさんと凛ちゃんが住んでいたお家に、私が加わった。凛ちゃんは台湾出身、メアリーさんはフィリピンのお母さんと日本人のお父さんとのハーフだ。
年齢も、性格も、ルーツも、違う3人。
違うからこそ、成り立つ生活がそこにあったように思う。
「おはよう」「おかえり」「おやすみ」と言ってくれたり、言ったり。
そんな日常が、ぜいたくだなと思った。
ある日、仕事から帰ってくると、兼用の冷蔵庫に、ちょうど食べ頃の美味しそうなメロンがあった。
「お疲れ様!メロン食べてね!」とメモ。
メアリーさんからのお裾分けだ。
なんだかツボにはまったし、嬉しかったなあ。
3人で過ごした時間は、わずか7ヶ月だった。
生粋の都会人のメアリーさんには、京都の奥ゆかしいけど煩わしい生活がストレスだったようで(京都は南北と東西にしか地下鉄が通っていなく、基本バス利用者が多いのである。)、そくささと四条の便利なところへ。
私は、シェアハウス転居から2年後に、結婚のため大阪に引越し。
その後、凛ちゃんはコロナが落ち着いて、仕事が軌道に乗ったため、憧れの一人暮らしのマンションへと移った。
それぞれの生活が始まった。
短いようで、とっても濃い私たちの時間。
たまに、ふっと思い出す。最高だったなって。
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メアリーさんの育ての母のような方のお家に招いて下さった(ご両親は既に他界)。
母、母の息子、メアリーさんと私の4人でお鍋を食べた。初対面でお鍋をつつける関係ってすごい。
大判焼き(東京ではおやきと言うのかしら?)をお土産に。
季節もののりんごとさつまいも、定番のあんことカスタード味の、全4種類。母さんの提案で、ロシアンルーレットのように選んで食べるのだけど、結局ちょっとずつもらったりして、、みんな全種類を味わった。
私と彼らには、もちろん血縁関係は無いけれど、
友達のような、家族のような、そんな不思議でおもしろい関係。
たいせつな人たち。
これからも、よろしくね。
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