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歳を取ると人は丸くなるのだろうか?

たまに読んでいる新聞欄がある。それは人生案内。その人生案内で毎回タイトルが気になっていた。人生案内のタイトルが若々しくて、読む前にいつも若い人は元気だよな〜と思っているといつも裏切られる事が多い。

ある時は、職場で合わない人の相談だったり、又ある時は、彼氏の話だったりするのだけれど、このところある事に気がついた。それは、相談の対象相手が70歳を超えているのだ。そんあ人生案内を読んでいると、本当にビックリしてしまう。職場でのイジメや、彼氏が浮気する話など、みんないいお年をしたおじいちゃん、おばあちゃんなのだ。

定年後は再雇用などと思っていたけど、いろんな職場では70歳過ぎてもパートで働いているらしい。高齢になっても働いていることは素晴らしいことだと個人的には思っているが、人生案内の中では、その高齢者がイジメているのだ。本来ならば、イジメを止めさせたりするはずなのに、まさかの主犯とは。

本当にそんな事があるのか?と思っていたら、身近な所でその事実を聞いてしまった。年始に妹と電話で話した時のことだった。妹の職場でも人生案内と同じような人がいたのだ。しかも、3人くらいの少ない人数なのに、そこに二名が加わっただけで職場の雰囲気が変わったらしい。一番の高齢者が妹をどうやら孤立させようとしたらしいのだ。全く呆れる出来事だ。仕事なのに、一番年上の人なのに。

まぁ〜妹もかなり強いのでしっかりと首謀者と対峙したらしく、とりあえずは落ち着いたらしいが。ここで、母さんが言っていたことを思い出した。人は、ある程度の歳をとると、子供に戻っていくと言うことを。

沢山の尊敬できる目上の人を見て来た反面、こんな人には絶対になりたくないと思う人も沢山いた。こんな思いは、若い時だけだと思った。こういう大人にはなりたくないと。

あれから何十年も経った今に再び思う、ああいう高齢者にはなりたくないと。人は歳をとったら、人間が丸くなるのだと思ったのだが、その考えも少し考え直さなければならないのかもしれない。上手に歳を取るのもなかなか簡単ではないようだ。

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