外国人、家を買う!in the UK.
Hello, みろろんです。。イギリスの気候は変わりやすいです。昨日まで寒かったのに、今日は20度越えで暑い!パティオドア(庭にいくための大きなドア)を全開にしています。
さて、前回のお話しの続きでそろそろ現在に近づいてきました。まだちょっと過去を振り返っています。もう少しバラバラのトピックにお付き合いください。
仕事も私自身も落ち着いてきたころのお話です。
2人目を妊娠した、という話はママ友からいろいろ耳に入ってきました。私が日本にいたときは2歳差が理想。しかも男の子と女の子。そんな理想は無残に崩れ去るのが人生というものです。
私は一人目に手術したこと、うつ病になったこともあり2人目に慎重でした。しかし次々ママ友が2人目の妊娠、というのをきいて焦ります。
その前にやることがありました。そう、家です!今までずっと借家だったのですが、子供がいろいろいたずらをするようになり、ドアに傷がついたり。
誰にも気兼ねせず子供を育てるにはまず家が欲しい!ということになり、家を買うことにします。幸いハズの仕事も落ち着いている・・・。
ハズの同僚にきいたところ、良い地域があるよ、と。前回でお伝えした通り子供の学校のレベルもいいところ。
学校のレベルはイギリスではすぐに調べればわかるようになっています。Offsted という第3機関がいろいろな項目において、学校を審査していて、その結果は公開されています。当時はOutstanding, Goodなどレベルに分かれていて、設備、先生の質、生徒の学力(小学校の場合Y2とY6 に全国共通テストがあります)で評価されます。
小学校の場合は学力という意味ではそれほど差は開きません。イギリスの場合は学力が問題ではなく、地域が問題とされています。中学以降、Secondary schoolのレベルを見ないと家を買えないので、慎重になります。
その地域は公立の学校の中で、そのあたりの地域の一番評判のいい学校でした。そこに住んでいるハズの同僚が同じ地域に住むことを薦めてくれたのです。
私たちは家を見に30件くらいまわりました。地域の中でも好みの家が違いとても選択は難しかったです。周りの環境はよくても家が小さかったり、改装が必要だったり。子供が小さいので改装がなく、すぐに引っ越しできるところで気に入ったところを見つけるのは至難の業でした。予算も限られているのです。
やっとがハズと同意したところは1軒しかありませんでした。そこに申し込み(offer)すると家主が申し込みの金額でいいのか同意します。もし高く売れる人が同時に声をかければ高いほうに交渉権が譲られます。そういう駆け引きもイギリスならではなので私たちはヤキモキしていました。さらに、引っ越す人(売りに出している人)の行き先が決まらないと、売るのをやめることが多く、お金を払ってもカギをもらえるまでその家を買えるかどうかわからないのです!
幸運なことに家主さんはスペインに移住する人で、外国人でさらに子供が小さい家族(その家は小学校の裏にあります)ということに好感をもってくれ、私たちに売る、と言ってくれました。
それから書類をそろえ、手続きにすごく時間がかかりました。ローンはどこと、どんなふうに組むのか、など一つづつこなしていきました。
頼れるイギリス人もいない中、ハズが一生けん命交渉してくれ、無事にカギをもらったときのうれしさは、日本でマンションを買った時よりも大きかったです。