ついに対面合奏!
Hello, みろろんです。
先日からお伝えしている吹奏楽団のお話です。
といってもあまり音楽の話ではなく、
イギリス社会のお話。
背景はこれ。
先ほど初めてのリアル合奏を終えてきました。
ここに行くまでかなり大変でストレスも
あったのですが、理由がいくつかあります。
まずは、対面にあたり、希望者で25人以下
(会場の広さの都合)だったため、
6月に対面合奏が始まった時に
「新入り」であることを理由に断られたのが
発端です。
会議の結果、知らない人と同じ空間に
いることに不快な人がいるかもしれないので、
新しい人は6月は来ないでください、
と言われたのです。
納得はしました。
が、なんかモヤモヤ。
このバンドに誘ってくれた先生は親切に
「車がないなら、乗せてあげるから」
と言ってくれていたのですが、
私が受け取ったメールを同じイギリス人
としてどう受け止めたのか知りたくて、
メールを転送し、こんなメールが来たから
6月はダメだって!
とコメントしました。
彼女は
そうなんだ・・残念ね。
というメールが来ただけで、
「そりゃそうよね」
とも
「それってどうよ?!」
とも言ってくれませんでした。
実は私はこの新人、にひっかかりもあって。
他に新人がいなければ、私がターゲット?!
もしかしたら私が外国人(特にコロナに
なってからアジア系への対応が問題になっている)
からかな?
とか、ネガティブな私は考え出すときりがなく・・・。
その時は、考えないようにしよう!と思って
いたのですが、次の週も、その次もZoom合奏に
ログインできませんでした。
私はいつもメールをくれている人に
「ログインできなかったんだけど」
というと、
「ああ、今週からずっともう対面になったから」
と言われ、さすがに落ち込みが激しくなりました。
えー、きいてないよ・・・。
同じころ、楽団の会費を払うように、という
メールが来たのです。
うーん、メンバーとしても認められていないのに、
会費は払うのか・・・。
またモヤモヤ。
最初は楽譜を閲覧できるだけでもお金を払う
価値があるので、払おうと思っていたのですが、
さすがに全額はひっかかるものがあり、職場で
その話をしました。
すると同僚は
「それは減額とかしてもらうべきよ。
対面に来るなって言ったのは向こう側だし」
と。
「えー、でもなんて書けばいいのかもわからない・・」
というといろいろアドバイスをくれました。
怖かったけれど、対面にくるな、と
言われたのでその間練習できなかったので
減額してもらえませんか?とメールしました。
しかし、返事はなし・・。
そうこうしている間に7月になり、
「合奏に参加するよね?」
というメールが!!
えー、きいてないよ。
行っていいんですか??
その間支払いのことも気になっていたので、
メールをくれていたメンバーすべてに
私の気持ちを打ち明けました。
1.新人なので初めての顔合わせが不安なこと
2.お金を払えと言われたけれど、
まだ払っていないこと。
メールしたけど、返事がないこと。
3.最初は誰かと一緒に行きたいので
迎えにきてほしい、といったけれど、
その人からメールがないこと。
すると(やっと?)返事が来ました。
心配ない、ということ。特に指揮者は
私に会いたがっていること。
フレンドリーなバンドなので大丈夫。
お金は実際入団するまで払わなくていいこと・・・
2人から同じような回答をもらいました。
そして、私はとりあえず行ってみる決意をし、
2人に
「ありがとう。気持ちが軽くなったので日曜日行きます! 子供を送らなくてもよくなったので自分で行くことができるので、 会場でお会いしましょう」
とメールしました。
そして、やっぱり迷いながら会場に到着。
少し早めに着いたので様子を見ていました。
Zoomで顔を見たことがある人がいたので、
声をかけ、私は中に案内されました。
そこは村にあるホール。日本でいう学校の
講堂を小さくしたような感じです。
そこに席が2m間隔でおいてあり、ある席に
座るように言われました。
楽器は車の中で組み立て、そのまま中に
入る仕組み。
合奏中以外はマスク。
楽器にはベルカバー。(私はハンカチを
輪ゴムでとめました)
そうしているとZoomでは見慣れている
指揮者の方が登場。
2時間で7曲ほど練習しました。
人数は20人ほど。
金管は2人しかいません。
パーカッションもいない・・。
(日本ではこんな経験あまりないんです・・・)
それだけに自分のパートに責任がかかります。
私は2ndというセクションでしたが、一人。
なんとかついていけたかな?くらいでした。
間の休憩では外にでなければならず、
少し前は雨が降っていたので心配でしたが、
なんとか晴れていたので、屋外でメンバーと
おしゃべり。とりあえず隣にいた人に
話しかけてみます。
「このバンドに入って長いんですか?」
から始まり、平日の仕事の話や、コロナに
なってからの話をしました。
彼女は、入団4年目。2つ仕事を掛け持ち
しながら、小さい時に習っていたクラリネットを
再開したそう。
しかも知り合いが「クラリネットいらない?」
と言ってきたので、それを譲り受け再開した
とのこと。
本当はよいクラリネットが欲しいんだけど・・。
彼女のクラリネットはプラスチックなのです。
「わかりますー。私も再開してからよ
りよいものに買い替えたんです。」
と話は弾みました。
その後私がトイレに行き、話の輪は変化。
4人くらいの中で目が合った人と会話を始めました。
その人はフランス人で、学生さんでした。
いきなり「日本人でしょ?」と言われたので
(あれ、どこかで言ったかな?)
「そうです。あなたは?」
と展開。そこでフランス人なんです、と答えが。
妹さんが日本語を大学で専攻していて、
神奈川にいた、と。
おおー!
そこから日本食の話になり、彼女が
「私はフランスに帰るたびスーツケース
いっぱいに食べ物を運んでるの」
と言ったので
「私も同じ!」
と盛り上がりました。(横にいたイギリス人、
気を悪くしていなければいいけど)
そしてあっという間に2時間のセッションは
終わりました。
来週が夏前の練習の最後です。
「また来週!」
私は来週、ここに残るのか決めなければなりません。
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