留学生から学んだこと
こんにちは。みろろんです。イギリスでもいわゆる花粉症はあります。私は今まで日本でも未経験だったのに今年初めてくしゃみがとまらないなどの症状がでて大変です。体調不良のような感じでつらいです。
ちなみにイギリスではこういう症状をHay feverといいます。Hayはもともと芝生の意味なのですが、Hey fever は芝だけでなく、花粉の症状も含まれます。
そんなことはさておいて・・・。
前回私のゲストを紹介しました。彼とは現在でも家族ぐるみでお付き合いがあります。結局辞書で調べた [What is your nationality?]という問いかけに察してくれたのか、国籍はアメリカだけど両親は台湾出身だ、と教えてくれました。
家に初めてのステイの日。
母が夕食をつくり一緒に食べるとき、お箸の持ち方を説明しようとしたら・・・
「いつもお箸だから大丈夫!」
との返事が。
そりゃそうですよね。今ならすんなり理解できるのですが、当時は「そうなんだ!」って感じで。台湾の食べ物も知らなかったのでいろいろ説明してもらいました。
食べ物だけでなくアメリカに住むアジア系としての話はとても興味深いものでした。彼は優秀で「飛び級」をしていたほど。そんなシステムがない日本の私には想像もできないことばかり。
彼の口癖は、「僕の話しているアメリカは自分の家庭だけであって、それぞれの家庭で全然違う。だからアメリカでは・・という話はできない」
というものでした。確かに私の知っているアメリカ人の先生や、ホストファミリーとは全く違う生活をしているようでした。
そういう「多民族国家、アメリカ」を知ることができたのも彼のおかげだと思っています。
同じ留学生で彼と仲良かった人とも仲良くなりました。彼はカナダからの移民です。日本語が本当に上手でいろいろな単語も知っていてびっくりさせられたのですが、彼の専攻は発生学(生物)。そのギャップも私に影響を与えたと思います。他の人たちは日本語専攻や、語学系が多かったのです。
また、日系人もいました。Tamikoは「私日本の血が入っているカルフォルニアガールなの」と自分の紹介をしていました。アメリカ人、というよりカルフォルニア人といいたがるところも新鮮でした。3世らしく、日本のことはほとんど知らないという。だけど自分のルーツについて勉強したいと今回留学したそうです。
中にはいわゆるチャラい人もいました。ある人は毎日誰かをくどいていたとか・・。私の友人も一緒に寮にいったとき、
「どうしよう!手をつながれちゃった。今度2人で会いたいっていわれたんだけど・・・」
と言ってました。どこにでもそういう人はいます。全く留学生に興味がなかった友人がそういうのを聞いて私は何も言えませんでした。
このように私はいろいろなバックグラウンドの人と知り合うことにより、より世界が広がり、また外国に興味を持つようになります。英語の上達は・・そのころコミュニケーションができるしまあまあじゃない?くらいに思っていたのですが・・。
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