90、若いふたりに贈るふさわしいことばとは

このnoteでは、自分自身とパートナーとの体験をもとに、気付いたことや工夫してみたことを書いています。パートナーと共に霊性をみがきいつまでも仲良くいたい方のお役に立てたら嬉しいです。

このパートナーシップシリーズは89話にていったん終了予定なのですが、今日はこの話題を先にします。そのためタイトル順が89と90とで前後しますがご了承ください。

ひとりひとりの女性が、自分の幸せを見つけられることを願って記します。

眞子さんにまつわるメディアから思う、パートナーシップの可能性

秋篠宮家の長女眞子さんが嫁がれました。
若いカップルが結婚というひとつのスタートラインに立ち、「お幸せに♡」という気持ちです。
けれど、本来、賛否を言う立場でもありませんし、そもそもそんなこと言える人って誰もいないのでは？と思っています。
ここまでメディアの心無いと思ってしまうような報道が盛んだったのは、皇室の方だったからこそ。様々な意見が飛び交い、眞子さん自身が傷つくことも起きてしまいました。

しかし、自分の心に正直に、と、思いを貫いた眞子さんの心の清らかさにハッとした女性は多いはず。
もしもそこで「だって皇室でしょ」とか、何か言いたくなる女子、今読んでくださっている方の中で、いますか？
そんなあなたこそ、自分の本当の声に耳を傾けるチャンス。自分の気持ちに蓋をしているから、そこを見ないために、外側に意識を向けているのです。

皇室という、自分とは普段交わらない存在だからこそ、言って良いとジャッジしているだけ。でもね、誰にとってもパートナーシップの始まりは新しい自分に出会うきっかけなのです。
眞子さんはこの結婚を機に新しい自分を出会う旅を選ばれたのかもしれない。女子たちひとり一人が幸せになる権利は、誰にも奪えないと思うのです。

白馬の王子さまと出会うより大切なもの

そんなことを感じている私ですが、メディアの報道を鵜呑みにしていた頃は、なんとなく圭さんのことを猜疑心と共に見ていた時期がありました。けれどそれって受け取り方次第なんだよなあ。

本人たちを詳しく知らなくても、想像力を働かせることができれば外からの情報を盲目的に信じて悪者をつくりだす必要がなくなります。

それどころか、自分の気づきの促進剤にしてしまった方が、遥かに霊性をみがけるのです。

例えば、金銭問題。当人同士のことなのでとやかく言うことでもないのにそこが気になるのは、自分にもなにかお金の面で課題があるってこと。

圭さんのお母さんも散々な言われようでした。不器用な女性って多いですし、生き方はそれぞれなので、多様性に気付くチャンスかもしれません。

司法試験については自分の中の名誉欲を。

自分自身を深く見つめるきっかけにしてもらえたら嬉しいです。
もしも自分一人でやるのは難しいよ、という方は、美容カウンセリングというメニューの中でインナービューティー、内観について扱っています。

私の中の圭さんに対しての思いは、爽やか・イケメン・笑顔も素敵な好青年というところのバランスを取るために、勝手に決めつけていました。妬みや嫉妬です。
人間、どっかに裏というのか影ががあるもの。誰だってそうです。
そうしたら、なかなかの苦労人でもあるではないですか。それでも頑張って目指しているものがあるのなら、好感度が上がっちゃいますよね。
でも今それを認めたら、社会の風潮と違うから、ここはひとつみんなに合わせておこう。って、それ、自分を生きていないよね。

結婚したり同居を始めて一緒に暮らし出せば、予想外の大変なことなんてたくさん起きるのです。そこでひとつひとつ丁寧に紐解いていけば、また新しい自分に出会うだけのこと。

白馬の王子さまに出会うかどうかよりも大切な、自分を生きるきっかけのひとつがパートナーシップだったのです。

自分を生きることの大切さを教えてくれた眞子さん

そういった意味で、結婚について「私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択」と表現されたことは、ひとりの女性としての新たなスタートラインに立つことだったのではないでしょうか。

心を大切に守るとは、自分をしっかりと生きること。

マズローの自己実現理論によると、人間の基本的欲求は5段階のピラミッドになっています。
高次の欲求から
・自己実現の欲求 (Self-actualization)
・承認（尊重）の欲求 (Esteem)
・社会的欲求 / 所属と愛の欲求 (Social needs / Love and belonging)
・安全の欲求 (Safety needs)
・生理的欲求 (Physiological needs)
となります。

モヤモヤしているときや自分軸が揺らいだときには、自分が今どの段階にいるのかを俯瞰してみると、答えが導き出されますよ。

自分のことに取り組んでいたら、これから新しい暮らしが始まるふたりにかけることばは、祝福と勇気づけがふさわしく思えます。

＊ 自分が生きている実感を体いっぱいに感じながら、パートナーシップを築こう