「売れるは正義」って大声で言いたい

売れたいと思うのはダサいとか、売れたい感じが出ちゃうのはブランディングとしてどうかとか、売れるは悪とか、そういう風潮がブランド・アーティスト・作家の中にはあったりする。嘘だろ、と思う人もいるかもしれませんが、これまじ。(売れてる人をダサいといってる人もいます、それはなんか負け惜しみ感すごいので別物な気がする…)

何かの企画に出店してもらうとき、展示の企画をするとき、最近はKATALOKoooに出店してもらうとき、「やるからには売ろう!予算○百万円ね」KATALOKoooに出店してもらうときは「1年後当たり前に月○百万円売れるようになろう」って言います。そのときにみんな、「…(絶句)。売れなくてもやる意味あると思うのでがんばります」とかいうんですけど、売れなきゃ意味なんてないですからね。売れるって評価だと思うので。

予算とか、実際の数字を出すのはおまじないみたいなもので、算数が苦手で美術が得意な人たちの、天井を高くするためのもの。それが達成できない人はだめとか、もう呼ばないとか、出店取りやめ、とかそういうつもりではないです。そんな権限は今のところの私にはないです。

「売れなきゃ意味ない」とあえていうのは、売れることは評価だから。これは超自信作!と思って発表したモノが、誰かの目に留まって心にズドン!と落ちてその人のものになって毎日を彩る。見初めてもらった側もうれしくて、毎日が明るくなった側もうれしい。こんな評価あります?!なので、売上は評価だし、正義だし、売れなきゃ意味がない。作っている人は誰しも、「私」が売れるためでは少なくともなくても、「作品」はいつか誰かのもとへ旅立つ=売れることを目的に作っているわけだから。

NIKKEI STYLE に取材してもらった記事が載ったけど、私のオリジナリティは、この積極的に売る!スタイルです。モノを見る目なんていうのはたくさん見てたらわかるようになるし、私よりよっぽどすごい人もたくさんいるので人並みですが、売ることで全員しあわせになる!を体験した数(しかも、自分で作ったとのとか自社製品とかじゃなくて)はけっこう誰にも負けないと思います。厳密にいうと、扱うものはどこにでもあるものでなくて、まだ圧倒的に見たことある人が少ないもの、の扱いで、にはなりますが。

リアルな店舗で売る、売れる商品、売れるための(見せ筋と売れ筋を考慮した)ディスプレイ、売るための人員配置、売るための動線、売るためのリアル店舗とECの関係性。どれもこれも、モノ自体の手に取る人を感動させる完成度とオリジナリティがあって初めて成り立つ前提だけど(だからそういうものを作れる人は尊い)、色々ポイントがあって、それが専門だったってことに取材を機に気がつきました。

これからも、美術得意なシャイな人たちが売れるが正義!はいい続けたいと思う。言わなくても売れちゃうような文化度高い世界になるまで。

みんな買ってくれよな!

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