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実際やってきたことを書き出してみた。

サクちゃんが twitter で言っていた「『頭の中にあるものを話したときの相手のリアクションで自分の人格が作られていく。数ある情報のどこに価値があるのかがわかる』という話と『自分のいいところはだいたい他人のほうがよく知っているから、褒めあいたいよね』という話がバッチリ重なって、雑談力と褒め力をもっと高めたいと思った。」という話。

昨年から、KATALOKooo のためにmonkey bread Inc.を立ち上げ、11月のβ版ローンチから私の散らかる思考の丸めなおし作業を一緒にしてくれているソルダムの深澤絵ちゃんがジョインしてくれ、2月からは運営にSmiles 同期の野村真知子が加わってくれ輪郭を立てる作業を一緒にしてくれている。4月に本ローンチしてからは、どうやったら3分で伝えることができるのかばかり考えて、結局 漫画的なイラストが一番なんじゃないかと、前田麦さんにイラストの相談をしている。

まあとにかく、伝わりづらい。

そういえば、人に「ミドちゃんのこと紹介したい人がいるの!」と言われた時の紹介時についてくるコメントは「作家とかブランドやってて足りてないことを何らかのサポートをしてくれるから絶対繋がったといた方がいい」というのが一番多いやつだった。これは、「作ること以外で悩みがあったら相談するといいよ!」であり、クリエイターをサポートする仕事であり、暗に、もっと売れるだろう才能があるのに壁にぶつかってるからモノ好きで小器用で誰かしらと繋がってるみどりかわ突っ込んだらどうにかなるんじゃない、という期待だと捉えてきた。

そう、まさにそうなんです。作家さんやブランドが、「もっとお客さんに出会ってもらえるようにする」「適正に売れる」というのはコツがあり、フェーズはそれぞれながらやり方がある。ただ、みんなそれが苦手、もしくはそんな時間がない。私は自分が持っている経験とありがたい人脈で、どうにか手伝えることがあったので、5年間はけっこうそれに従事してきました。

いやでもね、地味な作業ですよ。大きな会社であれば、商品部(商品開発・生産管理)・営業部(直営店・卸)・広報販促部(自社メディア/SNSの運用・他社メディア・販促企画)・経理部(経営・経理)があり、それぞれに何人も人がいたりするわけですが、ブランドも数人規模であれば広報販促に当たる専属の人はいなかったり(PR会社に依頼するという文化はありますが、販促の人がいるとかまず聞いたことないですね)や一人でやっている作家さんはとりわけ、商品部の商品開発のところ以外、充実してできていないというのが現実だったりするんです。

わかりやすくいうと、

いいものができた!←本人
発表したい…誰か!!←どうする
どうやって見せる←どうする
案内出さなきゃ←苦手
リリース出さなきゃ←どうする
SNSに出さなきゃ←苦手
Webにも出したい←苦手
WEB SHOPにも出したい←そこまでは今無理
店頭で案内しなきゃ←苦手
発表したら注文きたから作る←本人
納品の連絡お客様に連絡しなきゃ←苦手
納品しなきゃ←ちょっと苦手
海外の人への案内もしたほうがいいのわかってる←そこまでは今無理

上記のようなことが本当に一例で、ここの「どうする」「苦手」「そこまでは今無理」を展開規模に合わせて私が一人何役で手伝ってみたり、誰かの手を借りてブラッシュアップしたり、というのが今までやってきたことです。

ただ、上記にあげた流れだけでもめっちゃやることがある×関わる作り手の数、だったためアナログで関わっていくと、誰だって与えられた時間は24時間、どうやっても時間が足りなくなってきました。

それでシステムにしてしまえば、その部分は勝手に安定するし効率が上がってみんな助かる、もっとたくさんの作り手に一気に導入してもらえるようになれば、業界がボトムアップもできる!と思って自社Webの運用(特に売上に直に通じるWEB SHOP)を切り出してシステムを作りました。

Web の運用と一言に言っても、密接に営業・広報に繋がっているので、ここが簡単になり安定するだけでも、全体に大きなインパクトがあります。ウェブとシステムはログが取れるという点で相性が良く、特にアナログだと管理が大変だった顧客とのやり取りやアフターケアなどのアプローチ、売上や来店数の把握などはシステムだからこそできる点も多くあります。

なので、作ってよかったー、格段に楽になるなと私自身も思っています。

最初の話に戻るけど、一方で佐藤航陽さんが、「同じくtwitterで新規事業をやる前につい肯定意見を集めてしまうけどあれは罠が多い。むしろ、数十年業界に変化がなく時代に取り残されつつあるレガシーな層の人に説明して、全く理解されないか見向きもされない企画であれば本格検討したほうが良く、逆に彼らに食いつきがよかったら考え直すほうが勝率が高い気がする。」
というのにもあーはい心当たりありまくりなので、勝率は高いのかもしれないと、励みにしてはりきっているところです。イエーイ。

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