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ユージーン・スタジオ 新しい海

東京都現代美術館 「ユージーン・スタジオ 新しい海 」に行ってきた。

寒川裕人さん、わたしと13歳しか離れてない。年齢が関係あるか分からないけど、鑑賞者側に何を提案したいとか、どういう契機になることを願っているとかが、解説を読むとよくわかった。作品は作品で、それを言葉無くして語ってくれていて、面白かったな。

意図が明快。
デザイナーがアーティストからヒントを得る立場だとしたら、こういう方について行きたいな、って学生のわたし目線ではそう思った。

でも、解説を読まないとこういう展示って私には理解できない。

これが、解答解説を読まないと歯が立たない分野の勉強をしてるみたいな感覚で、なんて言うんだろ、美大生として自分の無力さを目の当たりにしてる感じで悔しいなぁ…って思ってた時もあるけど、こと、アーティストの作品展示に限ってはそれが普通なのでは?と思うようになった。

だって、新しい視点や発想を提案するのがアーティストだし、逆に簡単に理解出来たら面白くないし、それってつまり鑑賞者の頭の中を"超えて"ないとも言える。

アーティストのことをもっとリスペクトする人でありたいと思うしね。だから、難しいこと言ってるなぁ、と思うアーティストから逃げたくない。

"超える"っていうのは、別に気が遠くなりそうな生きる意味を深掘りした話をするってことじゃなくて(それももちろんあっていいと思う)、鑑賞者自身の視界に入っていなかった、或いは忘れていたことを提示することなのかなと思ってる。


わたしには、、そんなことは凄すぎて?畏れ多すぎて?笑、一生出来ないと思うから、やっぱりデザイナー志望かな。

いい作品にたくさん出会えますように。

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