#ヴェルディ徒歩部 にようこそ!
先日は、僕の拙いnote記事にたくさんのスキをつけていただき、本当にありがとうございました。
自分で解説するのも野暮なので詳しくは言わないですが、この文章、実はけっこう底意地悪い意味を含んでいたりします。でも、書いてあることの半分以上は本音なので、シンプルに「自分も雰囲気で観てるなあ」なんて共感してもらえたのも、とても嬉しかったです。
それはさておき、スキを押していただくと、こんなメッセージが出たかと思います。
「一緒にヴェルディ徒歩部やりませんか??」
このメッセージをご覧になったほとんどすべての方が「徒歩部って楽しそうだな。入りたいな」と思ってくださったでしょうから、イチ部員として部活動紹介をさせていただきます。
まず、手前味噌で恐縮なのですが、昨年のゴールデンウィークに、
「アウェイ水戸でヴェルディの試合を観て、そこから東京までの合計130kmを徒歩で踏破して、またヴェルディの試合を観る」という徒歩遠征を敢行したんです、僕。
この謎行為に一部ヴェルディサポーターが共鳴してくれたようで、こんなつぶやきがあり、そこから#ヴェルディ徒歩部 活動がスタートしました。
なんというか「負けたら歩く」ってのが、当時のヴェルディらしいどんよりとした感じがあって、これはこれで味がありますよね。最近のヴェルディはとてもキラキラしている。
とにかく「各々が試合の日に歩く」という活動内容を掲げ、ひっそりと始まった、ヴェルディ徒歩部。
(この方が歩いているだけの活動なのでは?????)
今年に入っても、ホームタウンの景色を味わいながら徒歩帰宅されている方がいたり、
徒歩部どころか遭難しているんじゃないかというレベルのけもの道を歩いて、スタジアムに向かっている方がいたりとか、じわじわ活動の輪が広がっています。たぶん。
かくいう僕も、前述の水戸~東京徒歩遠征だけでなく、横浜市瀬谷区の自宅から味スタや等々力まで歩いてみたりもしましたし、
味スタ帰りに調布駅まで歩くプチ徒歩部活動(約2.5km)はしょっちゅうやっています。
徒歩遠征のなにがいいかって、
往路であれば、ふだん電車や車でスタジアムに向かうときには見落としていた、ささやかな愛すべき風景を見つけられたりとか、
あと、これから好きなクラブの試合が観られるという高揚感もあいまってか、道中目に映るなんでもない光景がとてもきらめいて見えてきて、自然と足が前に前に進んだりするんです。
ちなみに、贔屓チームの調子が悪いときでも、歩いてスタまで向かうとなんだか徳を積んでいる気分になるので、それはそれで、いい。
帰り道で歩くのも、勝利の余韻に少し長く浸りながら家路につくのは最高ですし、もし負け試合のあとだとしても、人混みから離れて、静かな裏路地を歩いて帰ったりすると、ちょっとだけ気が紛れたりするものです。
あと、シンプルに、健康的。
とはいえ、この徒歩部の魅力を滔々と説き「ということで、次の試合、一緒に味スタまで歩いていかない?」と最も身近にいる妻を勧誘してみたところ、満面の笑みを浮かべながら無視されたので、世の中にはこの活動が響く人とまったく響かない人がいるのだと思います。まあ、それはしかたない。
でも、もし興味があったら、あなたも試合日に歩いてみませんか。ヴェルディ徒歩部に、ようこそ。
・・・という話だけではなく。
それこそ、水戸から歩いている道中で思ったことなのですが、
サッカーチームを追いかける意義って「自分なりの楽しみ方を見つけるきっかけが、いたるところに転がっていること」じゃないかなって、主張したいんです。
過去の自分のブログから、引用。
冷めた言い方をしますが、僕らの力だけで、愛するチームの勝敗を変えることはできません。試合日程だって、対戦相手だって、自分の好きなように組むことはできません。サッカーチームを応援するという行為そのものは、自分の感情を、自分の人生を、他者に託しているだけなのかもしれません。
でも、サッカーをきっかけにして、あるいはサッカーにかこつけて、自分だけの+αの楽しみ方を見つけていく。サッカーに付随する文化を作り、それを愛して、育てていく。それって、とんでもなく能動的で、素敵な話じゃないですか。
僕にとってのそれが、「ヴェルディ徒歩部」だったり、文章を綴ることだったり、オタマトーンを演奏することだったりするわけです。
あなたにとってのそれは、コアサポとして応援を先導したり、幕やゲーフラを作ったり、戦術分析をしたり、推し活をしてみたり、スタグルを楽しんだり、サッカー旅をしたり、写真を撮ったり絵を描いたりすることなのかもしれないです。
別になんでもいいんですよね。他人様に迷惑をかけたり、不快な思いをさせるような行為でなければ。「サッカー文化の発展のために」なんて高尚なお題目をかかげる必要はないけれど、楽しそうにしているところには単純に人が集まりますから、そんなふうになにかをエンジョイする人がいて、そこに共鳴する人がいて、様々な形でサッカー界隈が盛り上がっていってほしい。
これはヴェルディ徒歩部員としてではなく、ひとりのJリーグファンとして、サッカーにまつわるエトセトラを楽しむ人が増えてほしい、そんなことを願っているのよ、って話でした。
ちなみに、ヴェルディ徒歩部への入部方法ですが、#ヴェルディ徒歩部 のハッシュタグをつけて、各々できる範囲で徒歩移動をすれば、それだけでOKです。あ、もし長距離遠征に挑戦したいという奇特な方がいたら、僕と一緒に鹿島あたりまで歩こうな
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