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神話部夏祭り画像と自作品振り返り


毎度ながら無責任取締役による企画番外編「神話部承認欲求」のコーナー。
神話部夏祭りの扉絵を、勝手に作成して採用するように圧をかけた(のでしょう)
「もし良かったら使ってやって。ええ、もし良かったらね」と。


「お題セレクション」

お題を全てグラスに入れてみた。ちょっと解釈が苦しいモチーフもあります。
だって「恩恵」をどうすりゃいい?みたいに。
あと「兄弟・姉妹」のシルエット。男女に見えてしまいます。兄と妹か。 
来月のお題がはいっていたら大変だった筈です。お題は「見るな!」です。
そっか、三猿の一匹を連れて来るとか?

レイヤー数なかなかの14枚。


「アンソロジー」

夏のバカンス・恋で、ギリシャ神話の登場人物と他神話の登場人物との絡みです。

ならば、飛行機でゼウス神殿ごと運んでしまえ!と、考えました。
有名どころはパルテノン神殿ですが家主はアテーナだから、やはりここはゼウス神殿にせねば。。。
ちょっと飾ってやろうと思いました。それには花だ、花🌼。ただこの花、どう見ても花弁が窓よりデカい。。。一枚長さが50センチ以上あるんじゃのう。

ま、いっか(@_@)

さてここからはアンソロジー内の各作品イメージ画像です。
お好みに合わないかも知れませんがお許しを🥺

成瀬川るるせさん「アムニージアック」
「不完全」の中に熱く存在する意志をイメージしました。

悠凜さん「恋は心のバカンスです」
大人の事情よ、邪魔しないでね❤️神話の王道をコミカルにイメージしました。

笹塚心琴さん「面影」
剣を振り上げる秩序と正義の神格。幻想的な力強さをイメージしました。

すーさん「アフロディーテのひと夏の恋」
薔薇と炎をシンボライズしているふたり。再確認した夫婦の絆をイメージしました。

矢口れんとさん「月に煽られ月に背いて」
月の存在があからさまにする、無性の神の男性性と女性性をイメージしました。

吉田翠「calm」
バカンスと打ち上げは南の島なんです。

以上、お粗末様でした!!

最後に自作品を振り返ってみます。
オルペウスとペレの組み合わせで、恋は無し。
日頃からわたしの神話に対するアプローチは、ざっくり言えば「神話と人との関わり」です。今回は直球で「我々は人間が作った物語を演じる存在だ」と、ペレに言わせました。
だからそれを言っちゃったら身も蓋もないと先に書かせて貰っていたわけです。

神話の中で渦巻くキャラクター達の意志やプライドを想像してみたかったのかも知れません。
「我々は人間に依存しているが、彼らも我々を必要としている」
ペレの数々の言葉が、結局のところラスト、オルペウスのストーリーに少し変化をもたらした事に繋がっていると理解していただけたら嬉しいです。
悲しみに暮れる悲劇のオルペウスだからこそ、掌編としてキャラクターが立つ気がしました。

ポリネシアには地域ごとに似てはいても、違う神話が存在します。ペレは生まれた地を追われ、様々な場所で上陸を阻まれ、ようやく辿りついたのがハワイのキラウエアだと言われています。
その後、支配者によるフラの否定・禁止時代を経て、現在はハワイ神話の一番人気に君臨しています。表向きは排除したかに思われた神話を、土地の人々が密かに守ってきた歴史があります。
キラウエアの爆発は、ハワイの人々にとって、土地が豊かに生まれ変わる再生のシンボルだとも言われています。

今回の掌編の中で、ペレが何故神話と人間の関係を知ったかについては、曖昧に誤魔化してしありますが、上に書いた点と、ハワイ神話が書物と言う、半ば閉ざされた場所では無く、フラと言う比較的開かれた場所に存在すると言う点で、この掌編の役回りに適任だと思いました。

どこまでも偉そうに講釈を垂れるペレ。(笑)ペレの雰囲気は、わたしの脳内にある勝手なものではあるけど、やはりわたしはペレが大好きなんだな、と再認識しました。

今年3回目の夏企画。これからも神話部にはお世話になっていきたいと思います。

各作品へは、アンソロジーからどうぞ。

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