秋に向かう夏 五句
メンバーシップ句会参加句です。
今回は夏もしくは秋です。
縁側の静かなことよ江戸風鈴
《風鈴 三夏》
八百万酔ってなんぼの夏祭り
《夏祭り 三夏》
ひと湿り仕立ておろしの藍浴衣
《浴衣 三夏》
見上げれば花火の後に星ひとつ
《花火 初秋》
浮き雲の遠く遠くへひぐらしよ
《ひぐらし 初秋》
わたしはやっぱり夏が好きだ。
*
風鈴の句
今は無い田舎の家を思い出します。
木々の匂いの中、静かに風鈴を揺らす風が気持ちよかった。
祭りの句
喧騒と熱気。祭りの醍醐味です。
浴衣の句
ちょうどひと雨。少し涼しくなった後、浴衣に袖を通す。そんな優雅な暮らしをしてみたいものです。
花火の句
散々花火を楽しんだ後、なんとなく空を見上げたりする事はあると思います。その余韻をひとつの星に託しました。
ひぐらしの句
浮き雲とは、ぽっかりただよう雲の事ですが、転じて、定まらない・不確か・儚さといった意味を持つそうです。
そこに終わりに向かう夏の午後、そろそろ夕刻に近づく時間を(ひぐらし)合わせてみました。
ここに来て、俳句の基本的な詠み方をかなり理解できたと思っています。
すると、より難しいと感じます😭😭😭
ただこれからも句会があれば、懲りずに参加したいと思います。
スキもコメントもサポートも、いただけたら素直に嬉しいです♡