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吉田 翠*詩文*
2022年6月25日 17:29
苔の上で目を閉じた一羽の鳥に問う足元で踏み固められた大地のひと掬いに聞く事が叶うかと赤さびの土褐色の土黒ぼくの土腐った枯れ葉が混ざり合うそれよりも遥かに深く深くまで沈み込む輪廻のうめき化石と化した地肉天よりも地を選んだ神々はいつ土に還ると決めたのかそれならば何故人間は天を仰ぐのか見上げれば若い木の葉があおくひかる隙間から無垢な鳴き声が上がり一羽の小鳥が飛