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吉田 翠*詩文*
2020年7月10日 18:30
隔てた磨りガラスは西日の熱痛めて曲がる背骨を見れば当てようと差し出した掌は躊躇いただバタバタと腕だけが宙を舞う鏡だったはずの磨りガラスは鬱々とした西日の熱不問に付してきた瞼の裏の憂い逸らした目が言葉を壊す不器用でただ不器用で哀しくて哀しくてそれでもまだ西日の向こうに渡す言葉をわたしは自らに問う*縦書きにしたい時等に画像を使ってきましたが、一枚