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詩 遮断



隔てた磨りガラスは
西日の熱

痛めて曲がる背骨を見れば
当てようと差し出した掌は
躊躇い
ただバタバタと
腕だけが宙を舞う

鏡だったはずの磨りガラスは
鬱々とした西日の熱
不問に付してきた
瞼の裏の憂い

逸らした目が言葉を壊す

不器用で
ただ不器用で
哀しくて
哀しくて

それでもまだ
西日の向こうに渡す言葉を

わたしは自らに問う



*縦書きにしたい時等に画像を使ってきましたが、一枚で収まらないので、矢口さんがされている分割を、お手本にさせていただきました。


#詩


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