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吉田 翠*詩文*
2019年3月23日 23:22
2019年3月19日 09:34
水ぬるむ里の川面に寄る風のなんとまぁ柔らかなこと吹きなされさぁ吹きなされお通りなされひとつふたつとほころんだ白梅に見惚れて何を残すや背中に背負った赤子のほっぺをひたと撫でながらいったい何処に向かうや吹きなされさぁ吹きなされお通りなされ風の向くまま気の向くままとはよく言ったもの風が運んだものは風に運ばれてゆく風が運んだものは風に運ばれてゆく
2019年3月6日 18:03
カラカラに乾いた大地を一滴の水がうがつ そこを住処に決めた痩せた草がそれを受け取り今日を喜ぶ苔蒸した夜にも星が瞬き猛る波間を陽が貫く 皺枯れた頬を落ちる涙に血の通った熱を知った 去年と同じ場所に同じ花の咲く奇跡よ 生命(いのち)には力があるそれを信じることなくして語れる言葉は何処にあろうか万古不易なる歓喜ただ一途に歩けよ生命には力がある #詩 #