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エッセイ・コラム

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2024年1月の記事一覧

霞に消えゆく月のごとく

霞に消えゆく月のごとく

『光る君へ』が始まったので、少し書いてみたい。

今回の大河に興味が注がれるのは、従来の「史実をどのように脚色するか」とはやや趣きが異なるからではなかろうか。少なくともわたしにとってはそれだ。

そもそも古代をテーマにドラマ化するのであれば、あくまでも「お芝居」であるはずである。
不明である諱を「まひろ」としている事からもよくわかる。
漢詩人、歌人であった藤原為時の娘であり、藤式部もしくは紫式部と

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