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【新採用教員向け#1】新年度準備 2024

 「教員って忙しいって聞くけど、何の準備もなく教員になって大丈夫かな?」「準備しようにも何をしていいかわからない!」
 その気持ち、よく分かります。私も全くわからない状態で教員になり、はじめの1週間は何が何だかわからないまま仕事が終わりました。そのまま教員になっても全然問題ないのですが、ちょっと準備しておくだけで気持ちが楽になるかもしれません。
 今からでも準備できることについて考えてみたので、よかったら参考にしてください。

1、配属先と分掌がわかるタイミング

 そもそも今はどこの学校配属になるのかわからないですよね。じゃあいつ分かるのかというと、3月下旬まで配属先はわかりません。3月下旬に新聞に人事異動の記事が出ますよね?あのタイミングだと思ってください。正確には記事になるということなので、その前日に発表です。たぶん、新採用の方々はいつ発表と言われていると思います。本当にそれまで配属先はわからないのです。
 さらに、自分が授業する学年は?学級担任まで持つの?という話になると、4月1日に発表になります。3月に配属先が発表されると事務処理のために1回配属先の学校に行きます。その時にもしかしたら、遠回しに言われるかもしれませんが、あんまり期待しない方がいいですね。すでに働いている私たちですら、新年度の分掌が分からずスタートすることはよくあることです。

2、新年度までにできること

 何も分からないなら、何の準備もできないかというと、そうでもありません。分からなくても確定していることがあります。それは「授業」です。確実に授業することになるので、その準備はしておくに越したことはありません。授業のスタートは授業開きと言います。その準備をするだけでも気持ち的に違う気がします。ちなみに国語の教科書の初めは詩なので、その知識の確認だけでも全然違います。
 もう1つ大きなものとして「学級担任を持つかどうか」というのがあります。配属校の規模にもよりますが、昨今の教員不足を考えると、学級担任を持つ覚悟はしておいた方がいいかもしれません。そこで準備しておいた方がいいのが学級通信です。本来は学級通信は業務ではないので、書く義務はありません。しかし、はじめて教員になるのであれば、話すことを事前に考えて書いておいた方が安心だと思います。配付するかどうかは学校や学年の方針があるので、そちらを確認してからのほうがよいです。ただ、4月になると忙しくて生徒にどんな話をするかということはゆっくり考えられないので、今のうちに考えておくのがおすすめです。

3、新年度が始まったらすること

 新年度は本当に怒涛の日々です。地域や学校ごとに特色があるので、とりあえず周りの先生に質問しまくってください。
「何をすればいいですか?」
「何かすることありますか?」
「先生は今何をしてますか?」
 周りの先生も忙しそうにしているし、気がひける気持ちも分かります。でも、ここで図々しくなることが大切です。学校や学年の動きを見つつ、自分の準備もしておかなくてはいけません。まずは学校全体に関わること、次に学年に関わること、最後に自分の準備、という順番で仕事を進めるとスムーズだと思います。ただ、初めから全体を見渡すなんてことは難しいので、やはり近くの聞きやすい先生に聞くのが無難です。
 授業開きや学級通信も新年度前に書いたからよい!という訳ではありません。学校や学年の方針から逸脱している可能性があります。同じ教科の先生や学年主任などに確認してもらうと安心です。私も必ず誰かに確認してもらうようにしています。

4、まずは4月を乗り越えましょう

 何も分からず不安だと思いますが、一緒に働く人も教員です。教えることが好きでなった人が多いのです。だから、気後れせずにどんどん質問して分からないことは分からないと言った方がよいです。私も教員も担任もしてきましたが、未だに分からないことがあり、周りの人にたくさん聞いています。聞くことは恥ではありません。とりあえず4月を乗り越えてゴールデンウィークを迎えましょう。

5、次回予告

 さらっと授業開きと学級通信と書きましたが、私が初任者だった時は「なにそれ?」って思ってました。配属校の先生に聞いたり、資料をもらったりすると思いますが、イメージを持つためにも次回は私なりの授業開きと学級通信をお伝えできればと思います。

今回も長々と読んでいただきありがとうございました。

では、また。