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Saojiとは?(改訂版)


※以前、Saojiとは!?という同タイトルの記事を書きましたが、その後さらにサオジの歴史を追いかけましたので、改訂版として記します。



◼️Saoji(サオジ)料理の特徴



中央インドNagpurのコミュニティに伝わる伝統料理です。
インドで最も辛い料理の一つとも言われており、香り高い豊かなスパイス配合と濃厚な味わいが特徴です。
オイリーで非常に辛く、汗と涙が止まらなくなる、という触れ込みで一気にNagpurで人気になり、現在では地元のアイデンティティとして受け入れられています。
インド最大の都市の一つムンバイを擁するマハラシュトラ州に属するNagpurは、西インドの料理と密接に関係しています。


◼️歴史的背景



1877年にマディア・プラデーシュ州からマハラシュトラ州のNagpurに移住した織工職人のコミュニティ「Halba Koshti」により、彼らの伝統料理Saojiが根付きました。

一説には、元々は高タンパクで栄養価の高いものを必要としていた当時の軍隊のために開発されたという側面があるそうです。
その後、1970年代初頭に力織り機が伝統的なはた織りの手法に取って変わる中、Halba Koshtiは生計を立てるためにレストランで伝統料理「Saoji」の提供を始めます。

すると、とてもスパイシーで力強い味わいのホットなこのSaoji料理が労働者階級に大ヒットし、今ではNagpurの特産として定着しているようです。


⬛︎サオジの今


現在NagpurではSaoji Restaurantが多くあり、伝統的な味わいのお店から創作的なお店、さらには中級〜高級レストランでサオジが提供されていることもあります。

Nagpur以外でも、Mumbai やPuneなど西インドでもSaoji Restaurantが増えていたり、Saojiがインドの有名なTV番組などで取り上げられたこともあり、西インドはおろかインド全土でもその人気が認知され始めているようです。

同マハラシュトラ州のコラプリなど、西インドのカレーは辛い料理が多いですが、サオジはこれらよりもさらに強烈な辛さと鮮烈なスパイス感が特徴です。

インド以外では、アメリカのニュージャージー州で現地出身の方が展開しているサオジレストランがあり、ドバイにも少し前にサオジレストランが出来ました。
日本では当店が唯一サオジレストランとして本格的なサオジ料理を提供しています。

店主がNagpurの人気Saojiレストランで修行し日本で正しいサオジを広めてくれ、と
サオジアンバサダーとして認められ、日本でサオジを定着させるべく、日々サオジの発信をしています。


Nagpurに行く前は、月に一度程度ロティを焼いて現地の盛り付けそのままのスタイルで提供する営業をイベント的に行なってましたが、現在ではレギュラーメニューとしてロティや現地スタイルそのままのサオジを常時提供しています。


続く
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Midori Store / Phoenix Saoji Bhojanalayでは、本格的なサオジ料理を中心に本物のインド料理やスイーツなど、当店でお出ししている商品を通販でもお召し上がりいただけるようご用意しています。

ぜひこの機会にご賞味ください^_^


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