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ポテトチップ依存症から抜け出した話【体験談】
今日も、黒歴史しかない私の歴史の1ページ、ポテトチップ依存についてです。いかにしてポテチに依存し、どう抜け出したのかについてです。
HSPで、繊細な気質を持つ方は、生きづらさを感じている方が多いと思います。頭にぐるぐる回る思考や、なにをしても過剰に反応する感情や感覚の辛さから逃げたくて、手近なものに依存している方もいるかもしれません。
私が依存していたのは3つあって、スマホ、甘味、ポテトチップです。
スマホと甘味はともかく、ポテトチップ依存症はかなり恥ずかしくて、長年の悩みでした。
はじまりはたぶん小学校高学年の頃のこと。祖父母と同居していて、祖母は重箱の隅をつつくようにダメ出しをするタイプで、母親はそんな祖母に気を使ってピリピリするという緊張感あふれる家庭でした。
その頃から、友達とのコミュニケーションを上手に取れなくて、待ち合わせしたのに、うまく合流できなくて凹んで帰って来て、もちろん誰かが話を聞いてくれるわけでもない。その時におやつに一人ポテトチップを食べたんです。そうしたら、その嫌な気持ちがふわっと軽くなった気がしました。それから、嫌な気持ちになるとポテトチップ、みたいな条件付けがされた気がします。
こんなに嫌な気持ちになってるんだから、ポテトチップくらい食べていいだろう、と思いつつ、太るし、体にも良くないし、人には言えない。
ちなみに母親は、よい成績を取ることを強要し、祖母や家族の愚痴を垂れ流すものの私のポテトチップ依存については見て見ぬふりをして何も言いませんでした。
それからも、家族の事、友達の事、進路の事、嫌なことがあるたびにポテトチップをむさぼり食う日々を続けました。食べ始めると一袋食べ終わるまで止まらない。たぶん、ストレスとか言いたい事とかを全部ポテトチップと一緒に飲みこんでいたんだろうな。
時折、だめだ、止めようと他の物に置き換えようとしたり、絶とうとしたりもしたけど、上手くいかない。
ほぼほぼ毎日食べていたんじゃないかなーと思うのですが、ストレス具合と見事に比例していて、受験や友達とのトラブル、仕事がハードな時、子どもの幼稚園時代など、メンタルにきている時はひどかったかな。
ただ、一日中ずっと手放せないとか延々食べ続けるわけではなくて、だいたいおやつの時間に食べるみたいなかんじでした。仕事や子ども迎えに行った後は、たいてい食べていた。
ちなみにポテトチップ好きなのとポテトチップ依存となにが違うのって健全な方は思いますよね。
たぶん、好きと依存の違いは、人に言えない、恥ずかしい、罪悪感ある、本当に味わってない、代わりが効かない事かなーと思います。
☟興味がある方は、ネットや本などで調べてみてください。
私はこの本であー私ポテトチップ依存症なんだーと知りました。
でも、この本を読んでも克服はできなかったです。私は。
<hontoサイトにとびます>
そんなこんなで、最近までゆるゆるとポテチ依存が続いて、ある日ピタッと止まったわけです。
先日書いた記事にも少し書いたのですが、自分のピタッとはまる好きなことを見つけまして。それが、『空や海や花や木の写真を撮る&撮った写真を眺める』とゆー非常にささやかなものなのですが。それを認識して、実行するようになったら、ピタリと止まりました。
自分でも、わからない。なんでだろう?
決して、私にかかるストレスがなくなったわけではないです。
今までだったら、絶対にポテチを食べていただろう状況で欲しない。授業参観に行ったり、パートの面接に落ちたりしたら、絶対にポテチが必要だった。
でも、いらない。
たぶん、自分を知って、ポテチ以外にもっと自分にフィットするストレス解消法がわかったからなのかなーと思います。
もしかしたら、自分にフィットする好きを見つけたというより、生活の一つ一つを見直して工夫して、最後のピースが好きを見つけることでカチッとはまって、満たされて必要なくなったのかもしれない。
依存症って、ダメダメって禁止すると悪化するらしいですね。自分を責めるより、工夫する。やっぱそれが大事なのかな、と思います。
ちなみに、そうは言ってもさー一口でも食べたら戻るんじゃない?って思いますよね?
夫や子どもはたまにポテチを食べるのですが、それで一口食べてみた。んーおいしい。でも、いらないかな、と思いました。夫や子どもは私が毎日ポテチを食べていたのを知ってるので、驚いています。
まだ、甘味はほしくなるし、スマホ依存はあるので、氷山の一角ではあるのですが、とりあえず一個ずつということで。
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