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やりたいことがないと思っているあなたへ
外出自粛の今、断捨離が再び注目されています。今まで当たり前だった日常が時が止まったかのように動きが止まったことで、物を捨てるだけではなく、人間関係、考え方、人生について、立ち止まって見つめ直すタイミングなのかもしれません。
将来を考えたけれどやりたいことがない、未来をどうしたらいいのいか分からない。そんな人も多くいるのではないでしょうか。
今集中していることや、目先一年くらいのことは浮かんでも、3年後5年後、10年後のことは考えられないことが多いです。
何のために走り、どこに向かっていて、ゴールがいつなんだということがわからなければ、それはゴールがないマラソン大会です。
ビジョンや夢を見つけ出し、固めるためにはまず、人生にとっての優先順位を決めなければいけません。
■一生は、一度しか生きないと書く
林田真一著「自由人3.0」の中に、夢とビジョンを固めて優先順位を見つけ出す方法が書かれています。
夢(dream)
1.寝てみるもの
2.実現させたいこと
3.現実から離れた空想
4.心の迷い
5.儚いこと
夢を辞書で引くとこう書かれています。これでは、夢ばかり見ていないで、現実を見て働けと言われるても仕方ないかもしれません。夢は遠く、非現実的なものだという印象になってしまいます。
そして「フェラーリを買うのは夢、マーチを買うのは目標」
というような、夢=大きくなければいけない、という錯覚に陥ってしまう人が多いです。だから、誰かに夢を語るということを躊躇してしまう。
では、ビジョンはどうでしょうか?
ビジョン(vision)
1.理想像
2.未来像
3.展望
4.見通し
つまり「あなたはどう生きたいですか?」ということが、ビジョンです。
例えば「一生楽しく生きたい」と思うのであれば、その「楽しく」の条件は何なのでしょうか?
お金はどのくらいあればいいのか、どんな仲間が必要なのか、どこに住み、その時両親はどこにいるのか…
楽しく生きるための条件が細分化されていないと、楽しく生きることはできませんし、それに向かって行動を起こすこともできないのです。
そして、たった一度しかない人生、どんなやりがいと、どんな生きがいを持って生きたいのか。
やりがい 物事に対する充足感・手応え・達成感
生きがい 生きることそのものへの喜び・価値
他人に認められたり、自分の中に達成感を感じたりすることも確かに大切ですが、自分が心の底から喜びを感じられることをすることも大切です。
「一生=一回しかない人生」だからこそ、やりがいも生きがいも人生を充実させる大切な要素なのです。
■本当に大切なものは何なのか
「バケツ理論」という話があります。
空っぽのバケツを人生に見立てて、大きな石、砂、砂利、水を順番に入れていく。この話では、優先順位の決め方が人生にどれだけ大きな影響を及ぼすのかを伝えています。
砂利と砂でバケツがいっぱいになってしまったら、そこには大きな石が入りません。そして砂でいっぱいになってしまったバケツには、砂利すらも入れることができないのです。
すべての人間は、一日24時間、一生という期限が決まっています。一度しかない人生だからこそ、色んな景色を見て、文化に触れ、美味しい料理を食べてみたい。だからこそ、優先順位の決め方が人生でもっとも大事です。
このバケツ理論をマスターすることによって、夢やビジョンを明確にしていくことができます。
■人生の時間は87万6000時間
仕事、友達、家族...普段わたしたちはさまざまなモノに囲まれています。それを一旦、すべて切り離して考えてみてください。
自分のバケツを空っぽにしたら、上から覗いてみる。そして、自分にとって一番大切なもの=一番大きな石を入れてみる。
例えば大きな石が家族であるならば、その家族を大切にするためには何が必要なのか?それが砂利、お金と時間だったりします。お金と時間を得るためには、仕事をしなければいけない。だから仕事=砂、という感じです。
「忙しい」は「心を亡くす」と書きます。日々忙しく生活する中で、何が大切なのかすら忘れてしまっていることがあります。
夢は見つけるものではなく、元々自分が持っているものです。知らないことを夢にすることはできません。心の中に置き去りにされてしまっている夢がないかどうか、もう一度思い出してみましょう。
この機会にぜひ、目の前の現状やビジネス、様々な活動やつながりなど、現実から一旦離れて、バケツを空の状態にして自分の人生と向き合ってみてください。
名著「7つの習慣」の著者スティーブン・R・コヴィーのこんな言葉があります。
「最も大切なことは、最も大切なことを、最も大切にすることである」
一見当たり前のことを言っているようですが、それでは最も大切なことは何でしょうか?今、心の中に浮かぶ最も大切なことは、本当に人生を通して「最も大切である」と言えるものでしょうか?
「最も大切なこと」がわからなければ、それを大切にすることもできませんし、守ることもできないのです。
自分が何を大切に人生を歩んでいきたいのか、今だからこそ、ぜひ見つめ直してみてください。
決断とは「決めて断つ」つまり、「断つことを決める」という意味です。
優先順位が決まると、一日24時間しかない時間の中で、何を守り、逆に手放すのかが自然と決まってくるものです。
100歳まで生きると仮定して、人生の時間は87万6000時間です。
この限られた時間に、どれだけ自分がやりたかったことができるのか、それこそが人生ではないでしょうか。
叶えたいものがあるならば、寄り道している時間はありません。叶えたいものがあるからこそ、それに対して必要なことを一つずつクリアしていく。
やらなければいけないことをやるのではなく、やりたいことのために必要なことをやっていきましょう。
【動画】ヴィジョンを明確にする方法
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