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ひと手間減らすと生産性が6倍上がる

■人生で無駄に思うことは無駄じゃない

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自分が思っていた以上に生産性が上がらなかったり、今日やると決めていたことができなかったり。誰もが経験あることです。

日々をこなしていく中で、これは何に繋がっているんだろう?と立ち止まってしまうこともあると思います。
人生は、長いスパンで見た時にけっこう無駄だと思っていたことが、後々価値ある経験につながっていくことが多いのもまた事実です。

人生にとって価値ある経験のことをアイデンティティ・キャピタルと言います。

アイデンティティ・キャピタルとは、時間をかけて身につけた、自分の価値を高める経験やスキル、個人的資産のこと。自分自身に長い間十分な投資をした結果、自己の一部となったものです。

しかし「人生100年」と考えたとき、人は毎秒死に向かっています。そうやって死へのカウントダウンタイマーが進んでいるのであれば、やはり無駄な時間を減らし、人生という道を蛇行運転ではなく直進にしていく。
つまり生産性を上げていくことは、人生にとって重要な要素なのです。

それでは生産性とは一体何なのでしょうか。

生産性とは、今日やったことが、自分が目指す未来や、出したい結果に繋がっているかどうかのこと。

どんなに頑張っても、一年間続けてきたことが自分の目指す未来につながっていないのであれば、その生産性はゼロに等しいということなのです。

もちろん、無駄だと思っていた努力が積み重なって、人生の基礎体力が上がることにつながることもあります。しかし、結果にこだわっていくならば、やはり日々目標に向かって何かを生産し、積み重ねていかなければならないのです。

■一手間減らすと生産性は6倍になる

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被験者をAチームとBチームに分けて、それぞれ24枚入りのクッキーを食べるという実験が行われた。
Aチーム 大袋に入った24枚入りのクッキー
Bチーム 個包装された24枚入りのクッキー
それぞれ好きなペースでクッキーを完食してください、という実験だった。

この実験の結果、それぞれのチームは何日でクッキーを食べたのでしょうか?結果がこちらでした。

Aチーム ほぼ一日で完食した
Bチーム 平均6日間で完食した

どちらのチームも同じ24枚入りのクッキーなのに、なぜ結果に6倍の差が出たのでしょうか?

Bチームが完食までに6日かかった原因は、小分けのクッキーの「袋を破る」という一手間でした。
食べる毎にいちいち袋を破るのが面倒臭くて、結果6日間かかってしまったのです。クッキーの袋を破るのはたったの数秒。たったそれだけの手間にもかかわらず、それが人を面倒くさいと思わせる原因になったのです。

この実験から、人間は、一手間減らすとスピードが6倍速くなるということがわかります。

仕事や何か物事に取り組む時、クッキーの袋を破るという手間を省くように、たった一手間を減らす工夫をするだけで、ぐんと効率よく作業を進めることができるのです。

例えば、SNSを毎日更新したいと思うのであれば、iPhoneのアプリの位置をすぐタッチできる場所に変えてみる。
iPhoneを開いて画面をスワイプする、フォルダを開いてクリックする…この手間を減らすのです。

iPadを頻度高く活用したいのであれば、スリープカバーをつけないで手が届く場所に置いておく。
朝、ノートパソコンに向かって作業をするのが面倒になってしまうのならば、夜寝る前にノートパソコンをデスクに置いて、椅子に座ったらすぐ作業にとりかかれるようにしておく。
毎日自宅でヨガを続けたいと思うのであれば、ヨガマットを敷きっぱなしにしておく。

この一手間を減らすという工夫で、生産性を上げることができるのです。

■片付けの語源は「片を付ける」

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今の時代はミニマリストといって、そもそもモノに溢れるような豊かさを求めない傾向があります。
断捨離をして必要ないもの、無駄なものを減らして、残されたモノたちをより大切にしていこうという考え方です。
モノと同じように、人間関係もそうです。ずっと連絡をとっていない人、もう連絡を取らないであろう人は電話帳から整理する。
定期的に断捨離していくことは大事なことです。

片付けの語源は「片を付ける」です。
物を整理することと同じように、人生にも一つ一つ片を付けていく。
Todoのチェックボックスにレ点を入れていくように、コンプリートしていこうということです。

人生や目標達成のために障害となるものを撤廃していくために、一手間減らしてスピード感を上げる。生産性を上げることで、目標達成や自己実現に向かって直進していきましょう。

【動画】こんなにも簡単!生産性を簡単に上げる方法


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