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何が正解かよりも、何を信じたいのか

人生に正解はありません。何が正解かよりも、何を信じて生きていきたいのか、です。私たちは人生で毎秒毎秒何かを選択しています。人生は選択の連続なのです。

■私たちは一日に約2万個の選択をしている

人は一日に2万個の選択をしていると言われています。最近の研究によると、その数は3万個以上なのではないかという説も出てきました。
もちろん、それだけの選択に対して決断している自覚はありません。昨日選択したことを100個教えてと言われても、言える人はほぼいないのではないでしょうか。
人は24時間の中で、無意識のうちに選択を繰り返しているのです。

映画「スライディング・ドア」を知っていますか?

スライディングドア

『スライディング・ドア』(Sliding Doors) は、1998年制作のイギリス・アメリカ合衆国の映画。地下鉄のドアが閉まった場合と閉まらなかった場合とでヘレン(グィネス・パルトロー)の運命や恋の行方がどう変わるかが並行して進んでいく異色のラブ・ストーリー。

たった一本の電車に乗ったか乗らなかったかで、その後の人生がまったく違うものになってしまう。この映画は、たったひとつの選択がどれだけ人生に大きな影響を及ぼしているのかを知ることができます。
この映画のように、時にはひとつの決断で人生がまったく予想できなかった、大きな変化を迎えることがあります。

■無難な選択では人生は変わらない

AかB

AかBかどちらの選択肢を選ぶか?となった時、わたしたちはいつも過去の経験に基づいて選択しています。過去の経験に基づいた、失敗のない、無難な選択を繰り返していくのです。

過去に年下の異性と何度もうまくいかない経験があったら、年下の異性を敬遠してしまいがちです。登録した派遣会社でうまくいかない経験が何度もあれば、もうこの派遣会社は辞めておこうかな、となる。
人はそうやって自己防衛をし、より安全な方を選択するのです。これは決して悪いことではありません。
ただ、無難とは言葉のまま「無難=難しいことが無い」という意味です。

では、無難と正反対の言葉の意味を考えたときに「有難」になります。
有難を別の読み方で紐解くと「有難=有り難い、有り難う」です。
有難い結末というのは、意外と難しい選択をしたその先で起こったりするものなのです。

つまり、過去の経験に基づいて無難な選択をずっと繰り返し続けていると、無難な人生がずっと続く。過去の延長線上の未来が繰り返されていくということです。
逆に過去の自分にはなかった新しい選択肢を選んでみる。そうすると、過去の延長線上にはない、新しい未来が待っているものなのです。

■有り難い人生を送るために

ありがたい人生

冒頭にも書いた通り、人生には正解がありません。だからこそ、何を選んだら良いのか迷ってしまう。そんな中、決断を迫られたときに、何を判断基準にして選択していけばいいのでしょか。

例えば田舎から上京した人が都会っぽい女子になりたい!と思った時に、ファッションを研究したりメイクを練習したりすれば、都会の雰囲気に馴染んだ女性になっていくことができる。
同じように、選択するセンスも磨いていくことができるものなのです。

人生の選択のセンスを磨くために、ぜひ違和感を大切にするということを意識してみてください。

この人から学ぼうと決めた時に、もしかしたらうまくいかないかもしれない、ついていけないかもしれない、と思ってしまう。収入が20万円の人が収入が自分の何倍もある人達の輪に入ると、会話のレベルも違うし、笑いのツボも違うし、買い物に行く場所も違う。
たとえ楽しいと感じられない瞬間があるとしても、もしも未来そこに行きたいのであれば、その違和感を信じて前に進んでいくことが大切なのです。

その違和感を埋めていくことこそが成長であり、変化です。
違和感というのは、飛び込んでみたら意外と合っていた、ということもあるのです。違和感は自分に向いていないのではなく、違和感=自分に足りないものなんだ、と解釈しましょう。

選択したその時は不安だったりドキドキした気持ちが大きいかもしれませんが、後になって振り返ってみると、「あの時あの選択をして良かった。だから今の自分がいる」と思えるものです。それこそがまさに「有り難い」と思える人生なのではないでしょうか。

選択の岐路に立たされたとき、何が正解なのかを考えるのではなく、自分が信じたい道を選び、より良い未来にしていきましょう。

【動画】人生は選択の連続です《選択スキルを上げよう》


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