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変わりたければ、変わらなければ、変われない

変わりたい。人は常にそう思う生き物だと思います。

しかし元旦に立てた目標が3月頃にはもう頭の中から薄れ、桜が咲いて花見をしている頃にはすっかり忘れている。夏が過ぎやがて「来年でいいかな」と思い始め、そのままクリスマスを迎え、一年を終える。
そしてまた「来年こそは」と決意をする、そんなことを毎年繰り返す。
そんな自分を変えたいと、誰もが一度は思ったことがあるのではないでしょうか?

■人には無限の可能性がある

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人には無限の可能性があると思いませんか?
小学生の頃、なりたい将来を自由に思い浮かべて心躍らせていたと思います。しかし大人になると他人と比べ、その差に優劣を感じたり落ち込んだりしてしまう。
人には無限の可能性があるという言葉と相対する「人は簡単には変わらない」という言葉もまた、誰もが噛み締めた経験があることと思います。

Facebookで一年前の自分、三年前の自分がよく出てきますが、比べてみてどうでしょうか?
髪型が変わったり、年を取ったり仕事が変わったりしているかもしれません。しかし根本的に生き方が変わったとか、人格が変わったということはそうそうないと思います。

なぜ赤ちゃんはハイハイをしてやがて立ち上がるようになり、言葉をしゃべり、あんなに成長するのに、大人は成長が止まってしまうのでしょうか?

■人は習慣の生き物である

「人は習慣の生き物である」

人は習慣で生きています。行動、考え方、選択の基準、誰にでも癖があるものです。
癖をより大きなかたまりにしていくと、習慣になります。そして習慣は無意識で繰り返され、この習慣をもっと大きなかたまりにしていくと、性格になるのです。
つまり変化というのは習慣を変えることであり、それは性格を変えていくことにつながっています。

人は習慣の生き物

右利きを今日から左利きに変えると、どうでしょうか?

ただ変えるだけなら難しいことではありませんが、習得するまでにはかなりの年数を要します。簡単ではないけれど、左手にはまだ「癖がない」というメリットもあります。
もしかしたら将来、利き手よりも綺麗な漢字が書けるようになる可能性も秘めているのです。

これは考え方も同じです。
一度の学習や一度のセミナーで人が変わることはできません。人は何かに燃えるのは簡単です。しかし一気に燃え上がった炎はやがて燃え尽き、燃えかすが残るだけなのです。

一時の瞬発力で燃えるのではなく、理解して腑に落としていく。物事を進めるときに「わかる、理解していく」ということがとても重要なのです。

頭は知識で理解して心で「わかる」。腑に落としてスキルに変えていく。これこそが未来を変えていくために重要な要素です。

努力が足りないと自分を責めるのではなく、「習慣を変える」ということをひとつずつ実行していくことが、自分を変える大きな鍵になっています。
人は習慣で生きているので、習慣を変えるということをマスターすれば、未来はいくらでも変えていくことができるのです。

■変化していく人はどんな人なのか

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変化する人は、毎日小さな努力を積み上げ続けるという力を持っています。

イチロー選手の功績は素晴らしいものですが、ドキュメンタリーを観ると、毎日自宅で筋トレをしたり、ストレッチをしたり、一貫性を持って行動し続けていることがよく分かります。
卓越したリーダーというのは、この一貫性という力を持ち、毎日少しずつの努力を積み上げ続けているだけなのです。

日々やるべきことを100%こなすのは、誰もが当たり前にやっていることです。そこに5%プラスして、105%やってみよう、ということです。
「5%なんて緩い」という人もいるかもしれませんが、それは違います。去年の自分はその5%すらできなかったということを、まず認めなければいけません。

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例えばスポーツクラブに通って痩せるぞ!と思ったら、5%というのはますスポーツクラブに行ってパンフレットをもらってくる。たったこの程度のことなのです。

「ゴムの原理」というものがあります。強くゴムを引っ張れば、強い反動で戻されてしまう。なので、例えば漠然と大きな目標を立てて一気に燃えると、より強い力で一気に引き戻されてしまうのです。

昨日できなかったことを今日5%だけ積み上げる。明日も明後日もそれを続けていくことができれば、3日間で15%もの積み上げをすることができます。

これを理論上、売り上げで換算すると、100万円が115万円くらいになるという計算になります。
たった5%と思ってしまいますが、この5%すら積み上げることができない人がたくさんいる、というのが現実なのです。

100ページ本を読むのではなく105ページ読んでみる。
1万歩歩くのではなく1万500歩、歩いてみる。

去年できなかったことを5%、今日も5%と積み上げ続ける。一日の中で、一時間の中でコツコツと積み上げ続ける。この「あとちょっと、あとちょっと」という意識を、一貫性を持ってやり続けてみてください。

■習慣を変えることが成長であり、変化であり、進化である

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小さな努力にひとつだけコツがあるとするならば、せっかちにならずに、スパンを長く見積もるということでしょうか。数日や数週間よりも、半年、一年、三年と長いスパンで見るということです。

人には無限の可能性がある。だけど人は変わらない。
どちらの言葉を信じたいですか?

人格が変わるのには10年かかるという説もあります。目の前の物事に一喜一憂したり焦るのではなく、一貫性を持って続ける。習慣を変えて、三年後、五年後、そして将来自分の望む理想の姿に近くために、ぜひ毎日の小さな努力を大切にしていきたいものです。

大変は「大きく変わる」とも書きます。大きく変わるためにも、毎日の小さな努力を積み上げ続けましょう。

お金も時間も、夢も自己実現も確かに大事です。しかし最も大切なことは、経験と成長なのかもしれません。時間は有限で命には限りがあります。たった一度しかない人生だからこそ、変化を楽しみ、人生を充実させていきましょう。

【動画】変化する人変化しない人【人には無限の可能性】


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