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メンタルを良い状態にキープする方法
■そもそもメンタルが強い人は存在しない
何か新しいことにチャレンジしようと思ったら、ワクワクする気持ちの裏側で、不安や恐怖が必ずあるものです。ドキドキ・ワクワクと不安や恐怖はコインの裏表と同じように、いつもセットなのです。
つまり新しいことを始めるということは、恐怖と対峙するということです。
これは誰もが感じることで、メンタルが強いか弱いかは大した差にはなりません。
その恐怖と対峙した時に、一歩を踏み出す力があるかどうか?
この「たった一歩を踏み出せる人=メンタルが強い」と判断されることが多いのです。
何かをやり遂げたり目標を達成している人は、「たった一歩を踏み出す勇気」を持っている人なのです。
矢沢永吉さんが以前、インタビューで「なぜ音楽活動をするのか?」と聞かれて、こう答えていました。
「全ては自分のため。金だって、スタイル(矢沢永吉という存在)を作る事全て、実は怖いからなんだよ。怖いからこそ安心したいの」
数々の記録を樹立したイチロー選手も、記録を塗り替える時、ベンチで密かに嘔吐している姿が目撃されたと言われています。
恐怖というのは誰もが感じていることなのです。そして志が高ければ高い分、それだけ大きな不安や恐怖があるものなのです。
■目を閉じる
Googleが研修プログラムでマインドフルネスを取り入れているのは有名な話です。同じシリコンバレーのAppleも社内で瞑想やヨガを取り入れています。
日本の企業でも、Yahoo!が企業内大学で「メタ認知トレーニング」としてマインドフルネスを活用したり、メルカリが社内の部活動でマインドフルネスを取り入れています。
「瞑想」「マインドフルネス」と聞くとどうしても構えてしまったり、いざ実践しても難しく考えてしまい、うまくできない人がいます。
それならば、目を閉じるだけでも効果が得られます。
アンガーマネジメント(怒りのマネジメント)といいますが、感情的になってしまった時に、一度深呼吸をすると心が落ち着くと言われています。
目を閉じるだけで感情を整え、自分にとって本当に大切なものは何なのかを思い出すことができます。
忙しいとは「心を亡くす」と書くように、日々時間に追われていると、自分が本当にやりたいことは何だったのか、見失ってしまうことがあります。目を閉じて呼吸を整え、頭の中をクリアな状態にすることで、ある一定のメンタルの状態を保つことができるのです。
■身体を動かす
ある実験があります。
落ち込んでいる時の自分を思い出して、猫背になって下を向いて、ネガティブになことを考えてみる
それでは次に、もうひとつやってみましょう。
背筋をピンと伸ばして胸を張り、顔を上げて、同じようにネガティブなことを考えてみる
どうだったでしょうか?
人は、身体の使い方をマスターすることで、メンタルを落とさずに保つことができると言われているのです。
落ち込んでいる時は、部屋の中にこもりがちです。
自分の部屋というのは、自分がいつも見ている落ち着くものに囲まれています。落ち着くソファ、落ち着くアロマ、落ち着くマグカップ…もちろん身体を休めるという意味では悪いことではありません。
しかし、落ち着くの語源は「落ちて地に着く」という説があります。
もしも人生を変えたい、未来のことを考えたい、そんな時は外に出た方が良いときもあるのです。
家で肩を丸めて腕を組んで考えてしまうくらいであれば、外に出て雰囲気の良いカフェなんかに行って、開放的な場所で、未来の自分について考えるひとり会議をしていけば、もっともっと明るい未来が見えてくると思います。
■フィジオロジーをコントロールする
このさまざまな身体の使い方を「フィジオロジー」と言います。
フィジオロジー(physiology)
自分の身体の使い方、つまり態度や姿勢、表情、言葉、振る舞い、手振りや身振りで心の状態をコントロールすること
目を閉じる、背筋を伸ばす、呼吸を整える、顔を上げる…。
人は嫌な出来事があったからネガティブになるのだと思いがちですが、感情は出来事によって作られるものではなく、すべて自分が選択して生み出しているものです。
つまり身体の使い方を変えることによって、メンタルというのは良い状態にキープすることができるのです。
「笑う門には福来たる」というように、楽しい出来事があるから笑うのではなく、笑っているから楽しくなる、幸せを感じることができる。
メンタルによって行動を振り回されてしまうのではなく、自分の身体の使い方=行動の結果として一定の良いメンタルをキープしていく。
そうやって自分をコントロールすることで、目標達成に向かって日々を積み重ねていくことができるのです。
ぜひフィジオロジーをを制して、パフォーマンスを向上させていきましょう。
【動画】メンタルを良い状態にキープする方法を科学的に伝授します(フィジオロジーを操る)
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