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一度しかない人生をマイノリティに生きる

人と違う生き方がしたい、豊かになりたい、自分らしく生きたい、成功してたい。そう思うのであれば、圧倒的に少数派になっていきましょう。

■人は新しいものを嫌う

人は知らないもの、新しいものを嫌う傾向があります。
かつてクラウドファンディングが出たとき、他人からお金を搾取するなんてという非難の声が多くありました。
仮想通貨が出たときは、あれは怪しい、詐欺だという人がいました。
オンラインサロンも、宗教だと言って非難する人がいました。しかし今、多くの有名人・著名人がオンラインサロンを始めたことで、今やオンラインサロンは学びの場として定着してきました。

なぜ人は新しいものを嫌うのでしょうか?
その理由はパレートの法則を理解すると分かりやすいかもしれません。

■パレートの法則

パレートの法則
イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見した法則。経済において、全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素が生み出しているという理論。80:20の法則とも呼ばれる。

例えば、年の交通量の80%は、年全体の道路の20%に集中している。つまり20%の道路に、市場全体のうち80%の自動車が走っている。そして80%の道路では20%の車しか走っていないということです。

仕事の成果の80%は、費やした時間全体の20%の時間で生み出している。
何かを頑張っていると、無駄だなと感じることがたくさんありますが、それが2割の重要な成果を上げる行動につながっているのです。

社会全体の上位20%の富裕層が、世の中の富の80%を保有している。
つまり、全体のたった20%しかないお金を地球上の80%の人で取り合っているということです。逆に地球上の80%の大金を、たった20%の人でゆったりと分け合っているのです。

会社に1万人の社員がいたとします。2000人は熱心に働きますが、8000人は平均的な普通の社員です。
それなら普通の社員はいらない、と8000人を解雇したとします。
そうすると、2000人のエキスパートで業績が伸びると思うのですが、実は違います。残された2000人がまた20%と80%に分かれてしまうのです。
これが生物学上の法則です。

世の中は相対性理論のようなものです。売る人がいて、買う人がいる。使う人がいて、作る人がいる。優劣は関係ありません。ただ私たちは、どちらの立場にいたいのかを選ぶことができるのです。
では20%と80%、どちらにいたいですか?

■イノベーター理論

イノベーター理論という言葉を聞いたことがありますか?

イノベーター理論
1962年にアメリカ・スタンフォード大学の社会学者エベレット・M・ロジャース教授が提唱したイノベーション普及に関する理論。

新しい製品やテクノロジーが生まれた時に、世の中に普及していくスピードは、一定の法則性を持っているということです。

イノベーター理論

・イノベーター
冒険心にあふれ、新しいものを選んで採用する人。市場全体の2.5%。
・アーリーアダプター
流行に敏感で、情報収集を自ら行い判断する人。他の消費層への影響力が大きい。市場全体の13.5%。
・アーリーマジョリティ
比較的慎重派だが、平均よりは早く新しいものを取り入れる。市場全体の34%を占める。
・レイトマジョリティ
大多数が試している場面を見てから同じ選択をする。市場全体の34%。
・ラガード
最も保守的。流行や世の中の動きに関心が薄い、市場全体の16%。

世の中に普及するときは、この法則に当てはまっているということです。

そして上の図を見ると、アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間に普及率16%ラインというのがあります。これをキャズムと呼びます。

物事が普及する時は、このキャズムを超えた瞬間に一気に加速していきます。新しいシステムを世の中に普及するとき、、このキャズムを超えることが一定の目安にされています。

■少数派になろう

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イノベーター理論はものやサービスが普及していくスピードを示していましたが、これは人生にも当てはめることができます。

世の中にはモノやコトを普及させた偉人と呼ばれる人たちがいます。
ビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズ、イーロン・マスク、マーク・ザッカーバーグ...彼らは間違いなく時代を作り上げたイノベーターです。

起業したい、誰かの言いなりにはなりたくない、自分なりの働き方を見出していく。これは13.5%のアーリーアダプターになります。

そして労働教育に染まり就職し、決められたレールを辿るように生活していく。これがアーリーマジョリティとレイトマジョリティ、全体の70%です。
最後に、無職や引きこもり、実家に寄生しているパラサイトを呼ばれる人たちが16%存在している。

こう考えると、企業家と言われる人達はイノベーターとアーリーアダプターの16%の中にしか存在していないということになります。これはパレートの法則の2割に似ています。

自分で人生をデザインしたいと思っている人たちは、アーリーアダプターの中に入っていくしかない。企業したい、成功したい、豊かになりたい、だったらやることは簡単です。
68%のマジョリティから16%のアーリーアダプターの方に移っていくしかないということなのです。

■やったことないことをやっていこう

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16%普及ラインであるキャズムが、大きな川だとイメージしてみてください。そこを泳いで渡っていかなければいけないのです。
川を泳いで渡るのは怖いですが、ここで良い方法があります。
それは、川の向こう岸からアドバイスをしてくれる人がいれば良いのです。もう泳ぎ切った人が手助けしてくれたら、無駄な体力を消費せずに川の向こう岸に渡れる可能性があります。

そして川を渡りキャズムを超えていくためにも、ぜひ今までやったことのないことをどんどんやっていきましょう。そうすることで、少数派になっていくことができるのです。
少数派のことを英語でマイノリティと言います。
マイノリティこそ目標を達成し、成功していくことができるのです。

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これからテクノロジーはどんどん進化し、世の中の変化のスピードはますます加速していきます。新しいものにどんどんチャレンジしていきましょう。
そして、必ずしも新しいもの=正解ではありません。

一般大衆と言われる大きな衆が、凡人と言われる 80%の人たちです。残りの20%の人たちがマイノリティです。大衆にいる=安定ではないのです。

たった一回しかない人生です。最高に充実した生き方をしたいのであれば、ぜひ少数派のマイノリティな生き方をおすすめします。

【動画】成功したかったら少数派になれ《マイノリティな生き方》


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