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ノリ方を変える

前回は、スイング、ワルツ、ボッサ、サンバの話でした。

今日は引き続き、説明をします。

まだ歌い始めの頃、何の曲かは忘れたのですが「バラードで歌います」と伝えて、思っていたのと違う伴奏をされたことがありました。

※伴奏してくださった方が悪いのではなく、こちら側の伝え方がまずかったのと、その曲の演奏への思い込みのせいでした、、、、

まあ、今だからわかりますが、そんなにたいそうな話ではなく、
単に、私がノリを理解していなかったというだけの簡単な事です。

「バラードで」と言いながら、
出したカウントがめっちゃ跳ねて、ワーン、ツウ、スリッのような感じで、テンポがゆっくりというだけ、
スロースイングで指示してました。

美しいバラードで弾いてほしかったし、そんなに跳ねて歌いたくはなかった。

※私のカウントのスナップ(指のパッチンの音の事ね)が変な跳ね方をしていたのと、出したテンポが緊張のせいで速くなったせいです。

スロースイングとバラードは違いますからねえ。



「ボサノバで」と伝えたけれど
結局、単なるイーブンの8th feel だったり
(そもそもイーブンって何か知らんかった)

めっちゃ早いテンポで(ファスト スイング)と言っておいて、
全くスイングしていなくて、チョンチョンチョンチョンと頭にばかりアクセントがきてしまう。
スイングは振り子のように揺れるものであり、曲線なんですけど、、、、

結局、ノリを理解できないから、ただ単に歌っているだけ、という状態なんですね。

自分から無理矢理がんばってノリを作り出す必要はないけれど、
一緒に演奏するからには、全員が同じノリを共有しないとね。
共通の言語でお話しできず、バラバラのような感じです。

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