![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80052059/rectangle_large_type_2_7b839f566843e09310decc785217816b.jpeg?width=800)
ノリ方を変える
前回は、スイング、ワルツ、ボッサ、サンバの話でした。
今日は引き続き、説明をします。
まだ歌い始めの頃、何の曲かは忘れたのですが「バラードで歌います」と伝えて、思っていたのと違う伴奏をされたことがありました。
※伴奏してくださった方が悪いのではなく、こちら側の伝え方がまずかったのと、その曲の演奏への思い込みのせいでした、、、、
まあ、今だからわかりますが、そんなにたいそうな話ではなく、
単に、私がノリを理解していなかったというだけの簡単な事です。
「バラードで」と言いながら、
出したカウントがめっちゃ跳ねて、ワーン、ツウ、スリッのような感じで、テンポがゆっくりというだけ、
スロースイングで指示してました。
美しいバラードで弾いてほしかったし、そんなに跳ねて歌いたくはなかった。
※私のカウントのスナップ(指のパッチンの音の事ね)が変な跳ね方をしていたのと、出したテンポが緊張のせいで速くなったせいです。
スロースイングとバラードは違いますからねえ。
「ボサノバで」と伝えたけれど
結局、単なるイーブンの8th feel だったり
(そもそもイーブンって何か知らんかった)
めっちゃ早いテンポで(ファスト スイング)と言っておいて、
全くスイングしていなくて、チョンチョンチョンチョンと頭にばかりアクセントがきてしまう。
スイングは振り子のように揺れるものであり、曲線なんですけど、、、、
結局、ノリを理解できないから、ただ単に歌っているだけ、という状態なんですね。
自分から無理矢理がんばってノリを作り出す必要はないけれど、
一緒に演奏するからには、全員が同じノリを共有しないとね。
共通の言語でお話しできず、バラバラのような感じです。
ここから先は
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/28798524/profile_67c9192386ae179e06caa7dd02189998.jpg?fit=bounds&format=jpeg&quality=85&width=330)
実践ジャズボーカル講座|ジャズボーカリスト中野翠
ライブやセッションで使える実践的な内容を掲載します。ジャズボーカリストならではのお困りごとを解決する参考書的なマガジンです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?