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苦手な歌

私、あんこが嫌いなのです。
羊羹も、ダメ。

少し無理すれば食べれないわけではない。
(どら焼きや、焼き餅など、餅や生地が付いている時は少量食べます。)

でも、苦手なんです。。。。

これは、食べ物の話ですけどね。

さて、音楽の話にあてはめると、、、、、、

勉強になるし、歴史を知る意味でも、なるべく沢山音源を聴くのは良いことです。

好きとか、嫌いとか、そういう問題ではない!
と、頭でわかっていても、理屈ではなく、苦手な人や歌があるんです。

ありません?

癖の強さが、どうにもならん
生理的に駄目
真面目過ぎて面白味が無い
高い声がしんどい
叫び声が暑苦しい

なんて感じで、、人それぞれ。

例えば、こんな傾向がありませんか?

低音やブルージーな感じが好きな人は、高音多めの美しい声は苦手
美しい声の人は、だみ声で、音程がフラットしているのが気持ち悪い
エキセントリックなものが好きな人は、定番どおりだと飽きちゃう
真面目は人は、感情的な歌は、自分をむき出しにしているようで嫌かも
楽器によりすぎてると、歌詞が入ってこないから飽きる

これ、、、、、実は

自分と真逆の要素
なのです。

※今のあなたに足りない要素なのです

面白い事に、心理学的にも何かあるのですよ、フフフ。

例えば、また私の例で恐縮なのですが、
ベティ・カーターが苦手なのです。
勉強の為にめっちゃ聴いてきました。
だけど、、、、、

鼻腔共鳴をめっちゃ使う感じや、口の奥をガバーッと開ける感じ、
若手の伴奏者をあおったり、睨んだり
我を忘れるように叫んで、ドレスがはだけそうになったり、
畳みかけるようにスキャットして、
急に低い声でおっさんみたいに歌ったかと思えば
高音やささやき声に変わって別人格のようになる
(サラヴォーンもそうだわ)
笑ったような顔で、以上に明るい音色になったり
歌詞より、器楽的要素が多い


なぜでしょうか?
同じような事をしているのにカーメン・マクレイは大大大好きなのです。
(睨むどころか、伴奏者にクビにするぞと脅す動作をしてたなあ、もっと怖いわ)

ちなみに、カーメンとベティのデュオのアルバムは貴重であり、最高ですから是非聴いて下さい。


話を戻しますが、、、、
低音気味の私に足りない要素は自分で分析し、解決、練習法を書くと、

〇ポジションが下がるので、高音になるとひっくり返る
→ 鼻腔共鳴を上手に使えていない
〇伴奏者に遠慮してしまう
→ 好きに自由に歌う
〇声が籠もる、滑舌が悪く聞こえる
→ 口の奥を開ける
〇低くて音色が暗い
→ 口角を上げて笑顔のようにして歌う
〇歌詞の表現しか考えていない
→ 楽器としての表現
〇伴奏者からの評価
→ 伴奏者(楽器)と対等に演奏できる即興力

これは!!!
さっき嫌いだと書いたベティーがすべてやっている事じゃないか!!

前回の記事の続きですが、
一気に解決する方法、、、、、それは


    

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