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最初から合わせないといけないのか?

私が今まで見てきたアメリカのミュージシャンのライブは

「自分を抑えて、無理して気を遣って、相手に合わせる事をしない」

だから、最初のステージの、最初の曲なんて、バラバラ感が凄い。
(偶然かな?)

それは、音楽の「演奏」ではなくて、人間関係とか、「会話」と同じこと。

無理に、へいこらしたり、作り笑いして合わせたりしない。
気を遣ってないわけでも、リスペクトしてないわけでもない。
(いや、本人達に聞いてないので、本当の所はわかりませんけど。)

一方、日本人は、相手の立場が上だと気を遣って、自分を抑えて合わせてしまいがち。
「無理やり合わ せ させる」「最初から合うことを強要する」
気がします。

ボーカルはこんな感じで伴奏者にカラオケ伴奏のように自分のやりたいことを「無理やり合わせさせる」のですけど。
(勿論、残念ながら過去の私もそうでした。)
それは、会話じゃない、
単なる伴奏者。
一緒に音楽を作ってる感じはゼロ。

今日しか、この人としかできない演奏じゃない、
それはジャズじゃない。。。。。
と、ようやく腑に落ちたのです。

昔は、インストは何やってんのか??さっぱりわからなかったのですが、
今は、インストの方が自由度が高くて聴いてて解放されます。

ボーカルもそうなりたいですけどね。

歌のテーマそのまま、フェイクしなくても伴奏者と「会話しながら」
歌うことがジャズなのですが。


さて、話を戻します、
アメリカ人は、自然に合ってくるのを待つように思います。

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