見出し画像

ミンストレルショー


小学生の頃、音楽番組で「シャネルズ」(鈴木雅之さんのラッツ&スター)
が歌っているのを見て
「なぜこの人達は顔を黒く塗って、わざわざ白い手袋をしているの? 」と疑問に思いました。
当時はコンセプトを知りませんでしたから。

ジャズの古い歴史の中に、ミンストレルショーというものがあります。

白人が炭で顔を黒く塗り、白い手袋をして黒人に変装し歌ったり踊ったりするのが流行っていました。

(シャネルズはジャズではなくジャンルとしてはドゥーワップを歌っていましたが。)

めっちゃ人種差別ですよね。

子供の頃に読んで大好きだった絵本「ちびくろサンボ」も最近は人種差別の作品だと言われてしまって残念です。


ジャズの歴史には出てきますが、1830年頃から盛んになり、ヨーロッパに渡ってショーとして人気が出たものの、古すぎて、ブルースでもないし、まだジャズのスタンダードナンバーらしいものが誕生する前だから
「見世物」(まさにショー)という感じですね。

ここから先は

181字
教材のような内容の記事が2本と、不定期でエッセイを掲載する予定です。

ライブやセッションで使える実践的な内容を掲載します。ジャズボーカリストならではのお困りごとを解決する参考書的なマガジンです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?