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セシルのDoudou

外大時代の先輩でジャズボーカリストのMさんは、
関西ではイマイチ才能を評価されず、スペイン語学科専攻だったから
ジャズからラテンに転向した。

あの時彼女に対して 「ジャズ辞めるんかい!!」と悲しくなったけれど、
ラテンボーカリストとしてのライブを見に行ったらキラキラ輝いていた。

ジャズの時は地味で辛気臭い感じだったのに、
ラテンボーカリストになったら華やかで、踊りながら歌っていて、
お客さんにも声をかけられたり、バンドメンバーにも大切にされていて
才能を発揮できる環境を見つけたのですね。

結局、今はアメリカでラテンボーカリストとして大活躍中。

何も分かっていない私は、当時、
ラテンはスペイン語で歌うのだし、メキシコやら南米ではなくて
何故アメリカのニューヨークに行ったの? 
と思っていたのだけど、

先輩が歌っていたのはラテンではなくてサルサなんですね。
サルサはキューバや南米の移民などNYに住むヒスパニックのコミュニティーで出来たもので、ラテンにジャズやら混ぜ混ぜしたものです。

さて、前置きと説明が長くなりましたが、セシルの演奏の紹介をします。
アルバムのジャケットを見たら「なんじゃこりゃ???」と思うけれど、
演奏も「なんじゃこりゃ???」って素晴らしさ。

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247字
教材のような内容の記事が2本と、不定期でエッセイを掲載する予定です。

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