禁酒法とジャズ
前回まではアールデコや、ジャズエイジの華やかな部分を書いてきましたが、この時代は同時に、禁酒法でお酒が飲めない時代でもありました。
おかしいですよね!!!
禁酒法の中、どうやってパーティ三昧の生活を送るのか?
あくまで表向きは禁止なのです。
アメリカの禁酒法の歴史はこの時が初めてではありません。
16世紀からずっと、過去にも何度もありました。
キリスト教の教えを守るためという名目に加え、ビールと言えばドイツというイメージから、ドイツと戦ったアメリカ人はビールは飲んじゃ駄目、
ワインも、、、、ウィンスキーも全部禁止になりました。
最近日本で流行っている微アルコールは構わないとか、販売は駄目だけど、飲むのは構わないとか、、、、取り締まる気があるんだか、ないんだか。
結局、裏社会ではギャングが幅を利かせ、組織的にお酒を売って大儲けしました。
暗躍したのはアル・カポネ、、、映画ゴッドファーザーのモデルですね。
だけど、皮肉なことに、アールデコの影響だけではなく、この禁酒法によってもジャズは発展しました。
ギャングがジャズミュージシャンのパトロンであり、職場を提供してくれる存在になってしまったのです。
あのままニューオリンズに留まっていたら、ジャズの更なる発展はなかったかもしれませんよ。
キラキラのニューヨーク、もしくはコテコテのシカゴが、ジャズが拡大する場所に変わりました。
華やかな世界の裏で、この頃ビリーホリデイはどうしていたのか、、、、、
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