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練習方法~再現性~

前回は、映画「ジャズロフト」の紹介でした。
今週からはコルトレーンの映画も上映されるので、とっても楽しみにしています。
20代は眠る時にコルトレーンの「Ballad」をよく聞いていました。
(ただし途中で寝るもんだから後半は記憶無し)


さて、今日のお題は「再現性」にしてみました。
〇〇化、〇〇性、、、と言葉にすると難しく感じられますが、
なんてことはない!
練習のやり方についてです。

質問です。

※ 毎回同じ場所を、全く同じに再現できますか?(歌えますか)※

アートはミラクルで、一過性のもので、自由で二度と同じ表現が出来ないものだ!
それがアートフォームなのだ!!!
、、、、と昔は思い込んでいました。

でも、実際は同じ音程を何度も練習し、
同じフレイズを歌えるようになるまで何度も練習し、
しつこく何度も練習し、、、
結局本番は、練習したものしか出てきませんわ。
(残念な事に、緊張して練習したもの以下だったりする)

ボーカルの場合、なんとなく気晴らしで歌って練習したつもりになってしまうものです。

何度歌っても上手くできるところは、何度練習しても上手くいくのですよね。

だから、練習するなら何度歌っても「上手く歌えない所を集中して」やった方が良いのです

当たり前だって??

そこだけ何度も練習するって、結構面倒でやらないものです。

(ボーカルは特にやりがち。つい気晴らしに、なんとなく感覚で一曲歌っちゃう!)

あるいは、そこばっかり練習して出来ない自分を責めて落ち込んだり。。。。

(きちんと分析せずに「できなかったことに」落ち込んでいるだけ。)


〇「渾身の一発で」

ボイストレーニングの森先生がよくおっしゃっていました

「鏡を見て確認して渾身の一発で声を出す」

フォームの確認もせず
イメージもせず
正しい音程が鳴るピアノのような楽器で確認もせず
ただ何となく、何度もしつこく、立て続けに声を出したり歌う

これでは忙しい皆さんにとっては時間の無駄になってしまいます。

かつての私は、まさにこの無駄練習をずっとやっていました。


練習方法が分からないせいであれば、自分に合うメソッドや、能力があり、理解して長所を伸ばしてくれる先生に出会えば変わります。


〇何度も再現できる

残念な事に、人間が出す声は、押せば音が鳴る楽器のようにはいかないし、
音程を押すボタンの付いたロボットみたいになれたら楽だけれど
最後は感覚で出すわけですね。

出来れば、声を出したり、歌う度に、
音程の当たり外れ、声量が出る日と出ない日がある、、、、
なんて感じは避けたいですね。

商品で例えるなら、品質が統一できずバラバラだということですから。

「再現性」 なんて難しい言葉を今日のお題に書きましたが、

何度やっても同じ品質で再現できる為に練習する、、、、と思ってください。

〇エラ・フィッツジェラルド

いつでも再現できるエラ・フィッツジェラルドは凄いですよ。

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教材のような内容の記事が2本と、不定期でエッセイを掲載する予定です。

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