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目の前の現象に「良い・悪い」「自分が正しい・相手が悪い」はない

昨日、ナルシストの彼の特徴について記事を書いたが、その彼との関係を2年続けたことに対し「失敗」とか「自分のせい」とは思っていない。ここに綴ってきたように、私は散々向き合い、考え、愛し、常に自分が納得する道を選んできた。その時々の決断に後悔はまったくしていない。彼との出会いは、「私の中には本当に大きな愛がある」ということに気付くきっかけとなった。そして、この大きな愛の流れを邪魔する、私の中の「不安や恐怖」に気付くことができたし、彼と出会うまでに何十年も漠然と感じ続けていた「I'm not good enough」 (私という存在は不十分である)という感覚、私はどこかで「愛されるのに不十分な存在なのだ」と感じ続けていた心の傷に気付くことができた。私は、この部分に気付けたことで次のステージに上がれる。自分の中の罪悪感を癒し、真の幸せを感じるために。

「I'm not good enough」どこから来たの?

私はおそらく、この気持ちをずっとずっと感じて生きてきてた。小学校3-4年生の時から段々はっきりと。そして小学校6年生でずっと我慢していた糸がぷりちと切れた瞬間を私は覚えている。そこから、親子の関係は少しずつ悪くなっていった。

インナーチャイルドワークによって、私は弟が生まれた3歳の時から親に精神的にネグレクトを受けていたことが分かった。無視されたり、抱きしめてもらえなかったり。この時の感情が細胞に記憶され、「無視される」「感情的なサポートが受けられない」という現実を引き起こしていた。

性暴力被害

今回noteを再開し、心の中をまた毎日綴り始め、昨夜、自己紹介文を少し編集した。そこに付け足した言葉「性暴力被害サバイバー」。

私は16歳で性暴力の被害に遭っている。私はそのことをずっと自分の奥底にしまい込んでいた。私はその時、自分がされたことが何だったのか、言語化することもできなかったし、周りに助けを求めることすらできなかった。その時、一番助けて欲しかった親に無視され、私への心の支えや理解を示す代わりに、「すべてあんたが悪い」と結論付けられた。私は16歳で、誰にも助けを求めることができず、誰のことも信じることができずに、一人「罪悪感」というものを抱え込むようになった。

私はそこから、精神的に大変苦しんだ。摂食障害はその時くらいから発症し、ずっと「食べること」に苦しんできた。親や友達の愛を渇望するようになったのも、今思うとこの頃からだった。上手に人と接することができなかった。

20代はずっとフラッシュバックに悩まされていた。その時の情景が目の前に現れるというよりかは、その時の強い感情が発作のように突然襲ってきて、頻繁に過呼吸やパニックを起こして倒れていた。この頃から、私は生き辛さを感じるようになっていた。「死にたい」ずっとそんなことを考えるようになっていた。

20代に結婚、そして離婚を経験して、離婚後、踏ん張って、踏ん張って、ぴんぴんに張りつめていた糸が完全に切れてしまった。カラダがまったく動かなくなった。「うつ病」と診断された。この時も、日本の親に助けを求めたけど「恥ずかしいから帰ってくるな」と言われた。私はここでも誰にも助けを求めることができず、鬱を克服するために一人自分自身と闘っていた。30代の私は、罪悪感はMAX、この時にはっきりと「自分は本当にダメな人間なんだ」と思うようになっていた。一人で生きていくことが辛くて、「神様がいるなら助けて欲しい。誰か私を助けてください。誰か本当に無条件で私を愛してくれる人を与えてください」そう祈り続けて生きてきた。幸せを自分の外に渇望するようになったのはこんな風に始まったのだと思う。そんな私が引き起こす現実は厳しいものばかりで、30代で本当に多くの失恋、自分が「裏切り」と感じる出来事を引き起こし、勤めていた会社を退職せざるを得ないくらい精神的にボロボロになって、30代後半、やっと日本に帰ってきた。絶望のどん底だった。

被害者意識

「自分が被害者である」という認識はなかなか厄介だ。私は確かに、性暴力という被害に遭い、その事件に関しては被害者だったけれども、そこからずっと「私は被害者だ」という現実を無意識に引き寄せてしまうのは本当に苦しいことだ。離婚でも被害者、その後の失恋でも被害者、私はいつも被害者・・・

自分が生きていることへの罪悪感も「被害者意識」に繋がっていると思う。今回の彼とのことも「彼はナルシスト、私は被害者」というラベルを貼ることはできるけれども、私はもう「被害者」から完全に卒業したい。もう私は被害者ではない。被害者にはならない。私は私を被害者にさせない。

彼とのことは、通過しければならなかった学びだったと私は思っている。これだけの罪悪感と不安を抱えて続けてきた私が、彼との出会いでやっと「自分」というものに100%フォーカスするきっかけを与えられた。

彼との関係性の中で、私は自分が持つ愛の力と美しさを知ったし、「女性」であることの喜びと自信を取り戻すことができたし、摂食障害は自然に治っていたし、生きる喜びや楽しさも感じることができるようになっていた。

今度は、私が私を本当に幸せにする時がやってきたのだ。すべての罪悪感から解放されて、真の癒しにより自分の中の不安を取り除いて、より完全な自分自身と出会うために・・・♡

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