なにがちがうの?「緑のふるさと協力隊」と「地域おこし協力隊」<その3>
「緑のふるさと協力隊」から「地域おこし協力隊」へのススメ
2回に分けて、「緑のふるさと協力隊」と「地域おこし協力隊」の違いを
お届けしてきました。
活動形態や、活動の幅に違いがあることをお伝えしましたが、
実は「緑のふるさと協力隊」に参加した後、
「地域おこし協力隊」になった人もいます。
これまでに30人近くの方が1年間の経験をステップに
「地域おこし協力隊」になりました。
地域づくりは決して1人で始められるものではなく、
地域の人たちとの関係性が重要になってきます。
『緑のふるさと協力隊は、ボランティアとして様々な事を経験出来る制度なので、お金にとらわれず、幅広く活動出来たおかげで、地域に人脈がたくさん出来た事が強み』と話すOGも。
緑のふるさと協力隊として地域住民の一員となって幅広い活動に取り組み
地域に溶け込むことで、地元の人たちとの信頼関係が生まれてきます。
そうしてできた信頼関係を生かし、地域おこし協力隊として取り組むと、
スムーズに活動に入れるのではないでしょうか。
「ふるさと」から「地域おこし」になった先輩たちの言葉を紹介します。
◎地域おこし協力隊として活動するOBOGのコトバ◎
『地域おこしからいきなり農山村に入り、仕事として地域で活動するのと、1年農山村で活動した経験がある中で、地域おこしになってからの活動のしやすさが圧倒的に違う。地域に住んでいる人以上にその地域を知ることができるようになるので、新しいことを始めようとするときも、この人に相談すれば良いとか、地域の人々を最初から良い意味で巻き込める状況になっていることが大きな強みだと思う』(30代、男性)
『地域おこし協力隊のようにいきなり農村に入っていくのではなく、研修もしっかりしているので、“農村に入る”姿勢を学んでいるから、農山村で生き抜く術を身につけられる』(20代、女性)
「ふるさと」で地域にどっぷりつかり、
暮らしや住民とのつながりを築いているからこそ、
そこで求められている役割を理解し特定のミッションに
まっすぐ向かっていくことができると言えるでしょう。
農山村に興味や関心があるものの、どう入っていいか迷っている方、
まずは「緑のふるさと協力隊」から始めてみませんか?
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