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【宮崎県日之影町】若葉のふるさと協力隊2023 活動レポート

4泊5日の農山村ボランティア「若葉のふるさと協力隊
今年も8月から11月にかけて日本各地で開催しています!

今回のレポートは、10月に実施された宮崎県日之影町からです。

5日間の様子をコーディネート役を務めた30期緑のふるさと協力隊・森さんにレポートしてもらいました。

●日 程:2023年10月2日(月)~ 10月6日(金) 4泊5日
●参加人数:1名




1日目 10月2日(月)

若葉の方と合流。初対面の印象は大人しそうな方だなぁということ。
その後、役場で町長、副町長への挨拶とオリエンテーションを行い、すぐに見立地区へ出発。青柚子の収穫をさせていただきました。道中では、ぽつりぽつりとお話する程度。私も含めてみんな緊張しているのを感じました。
青柚子を収穫させていただき、この日の宿へ到着。収穫した青柚子をかけた唐揚げを食べた後は大人歌舞伎を見に行きました。「セリフの言い回しがすごい」と驚いている様子でした。

2日目 10月3日(火)

午前中は大人地区で米刈りを体験させていただきました。
コンバインで刈れない田んぼの隅っこを手で刈っていく作業。始めは農家の方に付いて作業を行っていましたが、途中からは自分で作業を探して活動されていました。
午後はジビエ体験。捌く過程を見学できたら良かったですが、残念ながらタイミングが合わず、、、。お話を聞きながら、ジビエをいただきました。
夕方は郷土料理づくり。自家製のもち米と日之影町の栗餡で作った栗まんじゅうと竹の子寿司を作りました。ジビエも郷土料理も「美味しい」とお腹が苦しくなるくらい食べていました。

3日目 10月4日(水)

午前中は大人地区で芋堀り。サツマイモを堀り、水で洗って土を落とす作業をしました。ご好意で焼き芋とふかし芋を作ってくださりました。
吾味駅で昼食を食べた後、午後からは森林セラピーへ。若葉の方が植物や動物、鉱物などにすごく詳しくて驚きました。
その後、鹿川地区へ移動してミニトマトの葉切り。黙々と作業を行う中、農家さんからの「なってるやつ、食べていいよ」の言葉に思わずつまみ食い。取れたてで完熟のミニトマトの甘さに感動しました。

4日目 10月5日(木)

午前中は栗の加工。外側の硬い鬼皮を剥く作業、渋皮を剥く作業、外側の硬い皮を機械で剥く体験をさせていただいた後、渋皮煮を作りました。灰汁で水が真っ黒になる様子に驚いているようでした。
午後からは活動報告会の準備。前々日から準備されていたこともあり、作業はサクサクと進んでいる様子でした。活動報告会では、この4日間で行った様々な体験を発表していただきました。とても緊張されている様子でしたが、しっかりと話す内容がまとめられていて分かりやすい発表になりました。

5日目 10月6日(金)

朝いちで道の駅へ。お土産を購入された後、ソフトクリームを一緒に食べました。朝は少し肌寒く「凍えながらアイス食べないといけないかも」と心配していましたが、買い物をしている間に気温も上がり快晴に。この5日間のことなどを話しながら、ソフトクリームをいただきました。
最後に、役場でこの5日間の感想と挨拶をしていただき、プログラムは終了。「本当にあっという間で楽しかった」と言ってくださり、とても嬉しかったです。

【参加者の感想より】

「この5 日間で私が想像していた以上の景色や暮らしを体験することができました。その中で魅力的だと感じたことは、穏やかに流れる時間と、四季の移ろいを感じながら、人との交流や自然の美しさ、厳しさ、豊かさを感じられることです。もっと農山村地域での暮らしを知りたいという気持ちが強くなりました。機会があればまた日之影町に訪れたいと思います。」


【地域の方からの反応】

「大人しい子だという印象だったけど、農作業を一生懸命やってくれて、ご飯食べながら話している時とかは自分の東京でしていることとか話してくれて楽しかった。知らないかったこともたくさん知れて、人と話すって改めて勉強になると思った」

「背の高い方で作業をするのに助かった。一生懸命作業をしてくれて嬉しかった。新しい人が来るのって刺激になる。また日之影に遊びに来て欲しい。」


【緑のふるさと協力隊・森さんの感想】

コーディネーターとして大変だったこと
正直、準備は他の地域ほど大変ではなかったのではないかと思います。これまでも若葉の受け入れをされていたため、地域の方たちの協力体制が万全で頼もしかったです。ただ、夏場などの天気などに左右され、直前での活動先の変更をすることになった部分が少し大変でした。それでも連絡したらすぐに快諾してくださり、活動先には困らなかったという点が本当にありがたかったです。

「若葉のふるさと協力隊」を通して学んだこと・感じたこと
いつもは“緑のふるさと協力隊”として受け入れていただく立場でしたが、今回は受け入れ側になって受け入れにあたり段取りを考える、準備をするなどの必要があるということを改めて感じ、いつも受け入れをしてくださる方々への感謝の気持ちが更に強くなりました。また、緑のふるさと協力隊にはこんなにもたくさんの人が関わってくださっており、協力しようと思ってくださる方がいるのだということに嬉しくなりました。
今回の若葉のふるさと協力隊の隊員は1名だったため、ゆっくりと話すことができました。しかし、もう一歩踏み込んだ話ができれば、より意義のある活動になったのではないかと感じています。無事にプログラムを終了させることだけでなく、もっと若葉の方の考えていることを引き出すことに意識を向けても良かったかもしれないと思います。


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