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【愛知県幸田町】若葉のふるさと協力隊2023 活動レポート

4泊5日の農山村ボランティア「若葉のふるさと協力隊
今年も8月から11月にかけて日本各地で開催しています!

今回のレポートは、10月に実施された愛知県幸田町からです。

5日間の様子をコーディネート役を務めた30期緑のふるさと協力隊の戸倉さんにレポートしてもらいました。

●日 程:2023年10月6日(金)~ 10月10日(火) 4泊5日
●参加人数:1名




1日目 10月6日(金)

13時に若葉のふるさと協力隊の参加者が幸田駅に到着。
役場に行って役場の皆さんに挨拶をした後、役場の担当者と一緒に町内散策をした。町内散策では不動ヶ滝、本光寺、幸田サーキットなどを訪れた。16時からは町長との面会で若葉の参加者と町長で懇談を行った。終了後、宿泊するマルミファームさんに挨拶をした後、カレーライス作りを行い、一日目が終了。
参加者の方は初め緊張気味だったが、徐々に緊張も取れてきた様子だった。参加者が行きたいと言っていた場所もだいたい回ることができて良かった。二日目以降の予定が朝から晩まで詰まっていたため、一日目はあまり詰め込まず町内を回ることをメインにして早めに解散することにした。

2日目 10月7日(土)

朝7時から自分が暮らしている逆川区の羽梨神社にて地域の皆さんとの集落活動で本日開催される祭礼の準備として幟掲揚に参加。その後移動して、筆柿農家さんのもとで筆柿の収穫をした。午後は自分が住んでいる逆川区の祭りに参加。16時までは子ども会のお神輿に同行して、集落全戸を練り歩いた。その後はお祭りの屋台で自分はスーパーボールすくい、若葉の参加者は団子のパック詰めを手伝った。餅投げと抽選会にも参加し、屋台の片付けの後、祭りの打ち上げにも参加した。
参加者の方は幸田町特産の筆柿を収穫体験できたことに喜んでいた。また、地域の祭りでの集落住民の皆さんとの触れ合いも楽しんでいた。自分も地域の祭りに参加するのは初めてだったので楽しかった。

3日目 10月8日(日)

午前中は筆柿応援隊という筆柿収穫のイベントにスタッフとして参加。さつまいも掘りのお手伝いやドローンでの筆柿運搬の見学、ビンゴ大会に参加した。午後は里山整備を予定していたが雨天のため中止となり、道の駅筆柿の里幸田や相見駅の見学をした。夕食は町長による若葉のふるさと協力隊の歓迎会を開いていただき、お世話になる農家さんや役場の方々と交流をした。
若葉の参加者は連日の遅くまでの活動で少し疲れている様子もあったが、精力的に活動に取り組んでいた。歓迎会では自分も普段お世話になっている農家の方や町長とも交流できて良い機会となった。

4日目 10月9日(月)

この日は一日雨だったため、室内での活動となった。
午前中は筆柿選果場の見学に行き、甘柿と渋柿の選別方法などを教えていただいた。午後はお米農家さんのもとで玄米の袋詰めの作業をした。夕食は若葉の参加者が泊まっている養豚家のマルミファームさんにマルミファームと養豚の現状を紹介していただき、生産している夢やまびこ豚をしゃぶしゃぶで頂いた。お米農家さんのもとでの作業は30kgの玄米を扱ったため、参加者は少し大変そうな様子もあったが、筆柿、お米、養豚と様々な農業を学び触れる貴重な機会となった。自分も夢やまびこ豚はしゃぶしゃぶでは初めて食べたので、美味しさにびっくりした。

5日目 10月10日(火)

朝、宿泊でお世話になったマルミファームさんに挨拶をして宿舎を出た。10時から活動報告会を行った後、役場にて表彰状を授与していただいた。その後は、若葉の参加者の希望でハッピネスヒル幸田の見学、直売所の憩の農園で買い物、昼食は道の駅で頂いた。最後に里山整備をしている場所を見学し、13時30分に幸田駅にて解散した。
5日間のスケジュールを結構詰めてしまったため、報告会の模造紙作りをする時間をあまり取れなかったが、参加者は短い時間で上手にまとめて発表してくれた。3日目に雨でできなかった里山での体験も少しではあったが行うことができてよかった。

【参加者の感想より】

秋祭りや筆柿の収穫、米農家さんでの体験が特に印象に残っています。私一人のために多くの方に事前準備からおもてなしまでしていただいて本当に感謝しています。ありがとうございました。

【地域の方の反応】

参加した農家さんから「今回の農作業は女性ということもあり少し大変だったとは思うが、経験したことを愛西市での今後の社会人生活を通して活かしてほしい。」といった声や「参加する時間が短いのが残念だった。もっと長くいてほしかった。」との感想をいただいた。
また、受け入れた役場の方は「今回の若葉を通して幸田町のことを少しでも知ってもらうことができたと思うので、また幸田町にいつでも来て欲しい。」とのことだった。

【緑のふるさと協力隊・戸倉さんの感想】

コーディネーターとして大変だったこと
スケジュールを組むために色々な方に連絡を取るのが大変だった。地域の祭りではこれまで関わりがなかった方の連絡先も教えていただいて、受け入れのお願いをした。雨天の場合も考慮する必要があり、お米農家の方には雨天の場合に備えて仕事を残しておいてもらうことができた。また、どの活動先も長くて半日程度になってしまうため、農家の方の所には事前に自分がお手伝いで行くなどの配慮をした。

「若葉のふるさと協力隊」を通して学んだこと・感じたこと
5日間で幸田町の良さやこれまでの自分の体験を感じてもらえるようにスケジュールを組んで、スケジュールを組む大変さや楽しさを感じることができた。
食事も予めある程度決めておく必要があり大変だったが、自分にとっても若葉をきっかけに初めてお会いする人もいて、新たなつながりができたことはよかった。普段お世話になっている農家さんとも新たな形でコミュニケーションをとることができて、関係性を深めることができた。
一方で、一つの活動先には半日しかいることができなかったため、時間が短すぎて体験にもならないという地域の方の声もあった。自分としては農家さんにとっても5日間という短い時間であっても人を迎えることは、新たな刺激にもなると感じた。若葉でお世話になる農家さんには事前に自分がお手伝いに行くなどの配慮もしていたが、そういったことも含めて上手くスケジュールを組む必要があったなと反省した。



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