見出し画像

帰り道にて

 節目を迎える年は、何かと考えてしまうらしい。アーティストのデビュー20周年みたいな感じで、何かをやらねばと思うのかもしれない。

 記念すべき周年を迎えようとしている私は、大変焦っている。頭の中は、「このままだと、スキルなしの自分は職に困るのではないか」「何かを身に着けるなら今始めないと間に合わないのでは」と、スキルお化けに追われている。

 趣味のことなら、積極的なのに・・・

 まっすぐ伸びる床の模様に沿って、歩く。
もやもやとしたまま、帰りの地下鉄へと向かうのであった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?