音楽聴き方論

　音楽のハマり方には段階がある。まず、初めて聴いたときのメロディーが心地よい。何度も聴いていると、歌詞も入ってきて、意味もまたいい。さらに聴くと、ベースやドラムのリズムの入れ方が絶妙である。そしてまたボーカルに戻り、ハモリやエフェクトの存在に気づく。
　音楽を多面的に楽しめるようになったキッカケは、フジファブリックの曲であった。3人体制になって、最初のシングルで、ギターソロってかっこいい！と初めて思ったのだ。
　今度は生で聴いてみたいと思い、初ライブへ。そこで、1番ベースがおなかに響いてきて、こんなに音が動く楽器なのかと驚いた。それからは、曲を聴くと、ボーカル、ギター、ベースが分かれて聴こえてくるようになった。
　何度聴いても、新しい発見があるところ。それが、音楽の醍醐味なのかもしれない。