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【​​DJ】モニタリングのやり方 コツは「ヘッドホンを耳からずらす」こと

「ヘッドホンから音が聞こえない!」

DJデビューの時、モニタリングができず、めちゃくちゃ焦りました。

ナイトクラブでは「ドム、ドム」という低音がヘッドホンを突きぬけてきます。そのため曲の低音にたよってモニタリングすると、何も聞こえないように感じます。こうなると、ヘッドホンに集中してしまって、出音がわからず混乱し、DJミックスも思うようにいきません。

私はこの問題を「ヘッドホン片耳かけ」と「少しずらして両耳で出音をきく」で解決しました。これでミックスするときの縦フェーダーを「勘」にたよらず操作できます。

両方の耳の穴をだすと、片耳で聴くよりミックスがわかりやすいです。またこうすることで、高音・中音が聴きやすくなるので、出音とのテンポのズレに気づきやすくなります。
つまり爆音の中でも、ミックスを細かくコントロールできるため、お客さんが気持ちよく踊れるDJプレイができます。

それでは早速、やり方をご説明いたします。

1.ヘッドホンを両耳に装着する

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まずはヘッドホンを両耳に当ててます。

2.片耳のヘッドホンを外して耳をすべて出す

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片耳のヘッドホンを耳の後ろに持っていき、片耳全体を出します。この時、頭の上にあるヘッドホンのカバーを調整します。ヘッドホンをずらしても頭に固定しつづけられるところを探しましょう。

3.ヘッドホンが、かぶっている方の耳の穴を少し出す

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モニタリングする方の耳の穴を、ちょっとだけ出します。こうすることで、出音を正確にきくことができます。

この方法の難点を1つあげると、イントロが低音だけではじまる曲は頭出しがむずかしいです。出音の低音に邪魔されて、ヘッドホンを耳全体にかぶせないと曲の頭がとれません。

こういったこともあるので、ヘッドホンはDJ中に動かしやすいタイプのものがオススメです。私はSONY MDR-1Rをずっと使っていますが、残念ながらすでに廃盤のため、オススメは後継機のSONY ステレオヘッドホン MDR-7506や、Shure SRH750DJ DJ Headphonesなどが、DJ中でもヘッドホン位置の細かな調整がしやすそうです。



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