クリエイターに発注するときの心構え

こんにちは、クリエイターかつ発注側の人間、みどりです。

「クリエイターに発注する方法」は参考になる記事がたくさんあるのですが、「心構え」は見かけたことがなかったので、それを書いていこうと思います。
※この記事は発注者さん向けです。


結論から言うと、

「相手を常に尊重する」

です。

尊敬ではなく(尊敬できたらベストなのですが)
尊重する のが大事だと思っています。


予算、スケジュール、クオリティ 等、要件を達成してくれて、
「また頼みたい!」と思わせるクリエイターさんは
そんなに存在しないと思います。

この記事ではそういうクリエイターを「優秀なクリエイター」と呼びますね。

お互いの立場

発注者さんは、かなりの方が
 “そのモノを作れないから、クリエイターさんに発注している” 状態
だと思います。
“作れない”ということは、クリエイターよりも圧倒的に知識が足りてない状態で、
クリエイターさんとやりとりすることになります。


発注者さんからしたら、「こっちは専門じゃないんだからそんなの知らないよ!」となり、

クリエイターさんからしたら、「そんなことも知らずに発注してるのか?」

となります。つまり、基本的に相反してるんですよね。


発注者優位? クリエイター優位?

ここでややこしいのは、
発注者さんは、自分のほうがお金を出しているから、
「選んでいる」立場だと思ってしまう ことです。

ですがこれ……継続だと
発注者とクリエイターの優位性が逆転します

最初のうちは、
お金の力で優位に立てていたとしても、
先述したように、
要件を達成できるクリエイターは優秀です。

そして、

優秀なクリエイターほど、仕事を選んでいけるようになります。

安い仕事をこなし、実績が積み重なり、仕事が広がっていき、やがて単価が上がっていきます。

そうすると何が起きるかと言うと、

「好きと思える相手としか仕事をしない」

このときに、
クリエイターとの信頼関係が構築できていなかったら、
ゲームオーバーです。


逆に信頼関係が築けていたら、
多少安くても一緒に仕事してくれるものです。
人間ってそういう生き物だと思います。

尊重するって?

具体的に「尊重する」ってなんだ? ってことなのですが、
一番簡単なのは

“常に自分に非がないかを問い続けること”
だと思っています。

要件漏れ、情報不足により起きる修正、その他色々な事態を
「相手がわかっていないからだ」ですまさない ことです。

コミュニケーションって、
いつだって相互によるものだと思いますので。


まとめ

・「自分にできないことを頼む」自覚
・発注者優位は最初のうちだけ
・尊重しながら仕事をする

今日は発注の心構えのお話でした。

ちなみにクリエイター向けに書いても同じようなものです。
互いに尊重しあえれば良いなあと思います。


*キャッチはnikoさんのイラストをお借りしました。ありがとうございます。

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