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後戻りのない企画の始まり~JUNのミド活ヒストリー⑧

バックナンバー

私がミドレンジャーになった日 ~JUNのミド活ヒストリー①

投票選抜戦2020~JUNのミド活ヒストリー②

「暗黒の5か月」のはじまり~JUNのミド活ヒストリー③

第1期桜蕾戦ベスト16と東上決定  ~JUNのミド活ヒストリー④

はじめて夏目翠プロとお会いした時のこと ~JUNのミド活ヒストリー⑤

第1期桜蕾戦のベスト8A卓~JUNのミド活ヒストリー⑥

そんなイベントないなら作っちゃえ!~JUNのミド活ヒストリー⑦


約20年ぶりの高速バス


GW真っ只中の2021年5月4日みどりの日の神田にゃお。
急遽決めた東上だったので、さすがのLCCもチケットは手が出ないくらいの値段だった。
やむなく、往復を深夜高速バス移動とした。Itineraryはこんな感じの「0泊3日弾丸ミド活」
 
5月3日
22:30 神戸三宮発
 
5月4日
06:50 バスタ新宿着
12:00 夏目翠プロゲストスタート@神田にゃお
20:00 ゲスト終了
 
5月5日
00:20 バスタ新宿発
08:00 神戸三宮着
 
高速バスに乗ったのは2003年以来。当時は窮屈で乗り心地も悪かった高速バスだが、ずいぶんと快適になっていた。コロナ渦もあり価格も安くそれでいて空いていた。
わりと熟睡できた。
 
到着したバスタ新宿からすぐのところに入浴ができる宿泊施設を見つけた。
「朝マック」で朝食を済ませた後、そこの大浴場でサッパリして夏目翠プロとの対面に挑んだ。
 

神田にゃお


神田にゃおに到着したのは翠プロのゲストスタートの30分前。
はじめて行ったのでルール説明があるだろうとこの時間に行ったが10分で終了。
「どうします?夏目さんが来られるまで待たれますか?」と聞かれそうしてもらう。
 
記憶では11:50頃であったと思うのだが、夏目翠プロご来店。約1か月ぶりの翠プロ。
待ち席の私と目が合ったので軽く会釈をしたら…
「あれ!?JUNさん!!」と翠プロ。
私は心の中で『えっ?えっ?』と動揺してしまう。
と言うのも、翠プロは人の顔を覚えるのがとても苦手だとSNSに書かれていたので、『まさか私の顔を覚えておられるはずがない!そうだ!きっとこのミドレンジャーマスクのせいだ!!』と前回お会いした時にも付けていたみどり色のウレタンマスクで私だと気付いて下さったんだと『ミド活用にこのマスクを買ってよかったぁ!』と思っていた。
 
そして、12時のスタートから夏目翠プロと同卓させてもらう。しかし、この日の私は実力通りの麻雀。全く勝てない。3半荘終わった時は持って来た軍資金も減ってきた。
「一旦昼食休憩で抜けます。」とお店を出てコンビニでお金を降ろしたついでにおにぎりを2個買ってお店に戻る。
 

夏目翠プロに直談判


待ち席でおにぎりをいただこうとしたらお店の方が「ちょうど夏目さんも休憩されているから奥の席でご一緒されたらどうですか?」とご配慮いただいた。
翠プロは卓の上にテーブル板を置いたその席にあったパソコンをのぞきこんでおられた。
「あっ!お昼はおにぎりですか?お茶入れましょうか?」とおっしゃり私にお茶を入れて下さった。夏目翠プロが入れて下さったお茶。グラム数万円の玉露よりもおいしく感じた。
 
本当は、ラストの20時まで打った後にしようと思っていたのだが、色紙にサインをお願いする。前回お会いした時のサインは麻雀格闘倶楽部のメモリアルカードにいただいたのでちょっと小さかったので。

色紙にいただいた夏目翠プロのサイン


ようやくこれでサインらしいサインもいただけておにぎりも食べ終わったので深呼吸。
ここで思い切って勝負に出た!
「翠プロはミドレンジャーの集いみたいなファンミーティング的なことをやってみる気はないですか?」
私が緊張しながら翠プロの答えを待っていたせいもあっただろうが、次に翠プロの唇が動くまでがとても長く感じた。
 
 
「いやいや!私なんかがイベントをやっても絶対人が集まらないから!」
間髪入れずに
「そんなことないですよ!投票選抜戦神8ですよ!!きっと私みたいに格闘俱楽部から翠プロのファンになって、一度会ってみたいと思っているミドレンジャーは一杯います!」
ここで“伝家の宝刀” 、企画書を翠プロに手渡した。
翠プロをそれをしばらく読んでおられたがそれを私に返してパソコンのキーを叩かれた。

画面には日本プロ麻雀連盟のHPが映し出されていた。
「ここに、イベント出演などのご依頼はこちらってあるでしょ?ここでお仕事依頼ができますから一度問い合わせをしてみて下さい。」
極めて事務的なお言葉。きっと普段でもこのような感じでお仕事をテキパキされておられるんだろうなぁ、と勝手に想像して、「会社員麻雀プロ」をきっかけに夏目翠プロのファンになった私は少しだけ会社員っぽい翠プロと接してうれしかった。

でも、当初の目的としてはどうだ?翠プロのファンミーティングに対する反応は分からない。ただ、門前払いでもない。
この瞬間にはそこまで思考が回らなかったが、きっと翠プロは自分で判断が出来なかったか、もしくはさすがに面と向かって断りにくかったのだろう。
だから、ワンクッション置くために連盟に判断をゆだねられたのではないだろうか?
 
この後は少し麻雀の成績も持ち直したけれども結構なマイナスで20時の翠プロゲスト終わりまで“プンラス”8時間を走り切った。
後半、ケンタ師匠も来られてこれで三回続けての二人揃っての翠プロとの同卓となった。
 
最後に師匠と二人での翠プロ撮影会で一杯お写真を撮らせていただいてお店を後にした。
もうこれ以上翠プロに何を言っても今は何も動かない。
そう感じたのでファンミーティングのことは話さなかった。
 

プンラスの後お見送りして下さった夏目翠プロ


帰りのバスの中で


プンラスで麻雀を打った疲れに心地よいバスの揺れ。でも、夏目翠プロから紹介された連盟の窓口のことを考えていたら眠れなくなった。

日本プロ麻雀連盟という大きな大きな組織が、こんな一ファンにちゃんと対応してくれるのだろうか?

そう考えるとまだまだ解決しないといけない課題は多く、また時間もかなりかかるのだろうという気がした。
でも、今回も翠プロと麻雀を打って、お話も一杯したし、サインも写真もお願い出来た。
とっても楽しい時間を過ごしたし、まだ翠プロと会ったことのないミドレンジャーさんたちにもにもこんな楽しい時間を過ごして欲しい。
自分に出来るのか?何度も自分に問いかけている内に眠りについた。