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モルモットの介護レポートその①『3匹とも病気になりました』

突然だが、うちには現在3匹のモルモットがいる。
7歳のしょうゆちゃん♀と7歳のみりんちゃん♂。
そして、このふたりの子、6歳半のしょうがちゃん♂。
モルモットの寿命は6〜8歳と言われており、皆それなりの老モルモットである。
晩年は確実に介護三昧になるであろうことは覚悟していたが、現実はなかなかにハードだった。
去年2022年の9月末にしょうゆちゃんの子宮癌が発覚。その後、11月中頃に癌が原因でソアホックという足の裏が腫れて膿ができてしまう病気になり、毎日最低2回ほど足を綺麗にして包帯を巻くという本格的な介護がはじまる。

そんな中、12月にしょうがちゃんの身体に大きな傷を発見。
どうやら皮膚の良性腫瘍が弾けてしまったとのこと、こちらも薬で様子を見ているところ。

極め付けにみりんちゃんである。
大晦日にモルモット部屋を大掃除し、さあ気持ちよく年を越すぞ!と思った途端に部屋んぽ中のみりんちゃんが血尿…!!
すでに病院の終わった夜だったため、「何がめでたいかわからない…」という気持ちで年を越し、元旦から動物病院に行った。(行きつけの動物病院は年中無休で本当に助かっている、元旦から駆け込むお客さんも思ったより多かった)
原因は尿路結石。
しかも歳で腎臓が弱っていることから結石ができやすいとのことで、とりあえず薬で膀胱炎を治した。
現在は手術をするか、このまま進行をなるべく抑える生活を心がけて様子を見るかの究極の選択を迫られ、思わず怖くて様子見を選んでしまったが飼い主は葛藤中である。

と、ざっとプロフィールと現状を語ってもなかなかに複雑でハードな状況である。
去年末から親からの帰省コールも友達からの旅行の誘いも断り続けているのだが、これを他人に任せられる気がしない…。
同居のパートナーに介護を教えてもいいのだが、その日の様子や病院に行くたびに処置が少しずつ変わるので、それを教えるというタスクが増えることのほうがしんどい…介護に加えてそれはわたしがキャパオーバーしてしまうかも…泣

というわけで大変忙しい日々なのだが、わたし自身はとてもこの介護が楽しくも感じている。
うちのモルモットの性格もあるかとは思うのだが、基本的にモルモットは人が怖い。
ものすごい怖がりで繊細なので、自分がこれくらいは大丈夫だろうと思った動きですら恐怖で震え上がらせてしまうので、モルモットを飼って以来「巨大だけど無害な生物」として認識してもらうために日々訓練されてきた。
それでもゆーっくり部屋を移動しようとした瞬間にダッシュで変化球のように飛び出して来られたら接触事故を起こしてしまうし、痛い思いをするのは向こうだけなのだ。(そしてまた信頼関係は振り出しに戻る…)
体格差とはもはやそれだけで凶器なのだと強く意識すると共に、無理に抱っことかするのやめよう…って思った。

元々、わたしは触れ合うのも好きだがそれ以上に動物が好き勝手にしているのを眺めるのが至高なので、あまり苦にはならず触らせていただける時には触るくらいの接触で過ごしてきた。
もちろん爪切りなど健康チェックのときはきちんと抱っこもしたけども、それも最小限にしていた。
だが、介護が始まり、どうしても毎日なんども抱っこしてお世話をしなくてはいけなくなったため、モルたちには申し訳ないが、わたしは毎日思う存分モフモフをモフらせていただける正当な理由ができてしまったのだ…!!
最初こそ暴れ周り抱っこするのにも一苦労だったが、徐々にふれあいコーナーの玄人モルモットたちのような顔で触らせてくれるようになってきたモルたち…ごめんね、飼い主は楽しいです。

最近では介護玄人と化したしょうゆちゃんは、わたしの手を便利なお世話モルモットのように感じてくれているらしく、わたしの手について歩くようになってきた。
これがもうたまらなく可愛くて、7年間の禁欲が報われた瞬間だった。

と、ざっと現状のモルモットと介護の状況を説明するとこんな感じである。
なかなかに1人で3匹介護は頭が回らなくなってきて、こうやって記録したほうがいい気がしたので、定期的にモルモット介護日記を書かせて欲しい。
本当はイラストとか漫画とかで描きたかったのだけど…!(動物系のそういうの好き)
地獄級に絵が上手くならないし、文章の方が書くの早いのでひとまずは読みにくい活字で書いていくことになりそうだ。
可愛らしい若いモルモットではない、渋めの老後のモル観察日記にはなってしまうが、これこそペットを飼う醍醐味だし、これから飼いたい方の参考にもしていただけたらと思う。


noteのサポート機能ですが…、たまに課金してくれる方いてありがとうございます、本当に嬉しいです…泣
ここでいただいたお金はほぼ確実にモルモットたちの介護費用になりますので、今後ともよろしくお願いします。

モルモットプロフィール

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