「映画レビュー:黒い司法」 2020.06.05
・「正義」という言葉を最近よくSNSで見聞きする。
・テラスハウスの木村花さんが亡くなってしまった頃からだと思う。
・正義とはなんぞや。。。wikiによると”倫理、合理性、法律、自然法、宗教、公正などに基づく道徳的な正しさに関する概念”らしい。であると考えさせられる映画をみましたわ。
・私は昨日の日記にて、「差別はなくならん❗️」と言い切った。
・私は、この意見を変えるつもりはない。
・人種、性差や性的指向、年齢、思想、社会的地位、見た目、これらの要素によって、人からの態度が変わることから逃れることはできない。人間、というか動物の本能として、どうしたらより強い遺伝子を残せるか、生き残ることができるかを判断するために、こういった条件というのは、今後何百年経っても永久に人間関係の構築に大きく左右する要素だと思う。
・ただ、私は大きく認識を誤っていた。
・「差別」の認識が、かなり甘かった。「あ、この人、ゲイなんだ、、、ちょっと距離おこっかな、、、、」「中国人ウルセーーーーー日本くるなよ」くらいの意味でも「差別」だと自分では思っていたけど、今日みた映画では、弁護士というステータスであるにも関わらず、黒人というだけで、留置所へ訪問した際に、ボディチェックだと言われすっぽんぽんにされるという辱めを受ける。マーそれだけでなく、いろいろとショッキングなシーンがあった。
・「これが、本当の差別。私の知らない差別。」と唖然とした。今までの人生で、みたこともきいたこともない人間の行動だった。恥ずかしながら、唯一知っていた人種差別はヒットラーが、ユダヤ人を大量虐殺したこととか、、何十年前の話だよっていうレベルだったので、私たちが生まれる前くらいの話で、こんな差別が当たり前のように横行していたという事実は本当に驚いた。
・日本ではどうなんだろう。村八分とか部落とかあったみたいだし、小さなコミュニティではまだ根強く残っているのかな?
・映画に関しては、好みか好みでないかでいえば後者だった。展開があまりに素直というか、予定調和というか、捻りがないなあという感想。あからさまに意地の悪そうな白人が悪者で、黒人が孤軍奮闘。いや事実に基づいてると書いてあったから、本当にそうだったのでしょうけど。。
・主人公が、「人種について正義がどうのこうの」って裁判所で語るシーンも、あまりにも「まんまだなっ」と思った。やっぱり性格が斜だから、多少の捻りがないと、満足できないというか・・笑
・一人の囚人の、死刑の日にちが伝えられてから、処刑が行われるまでを追うところが一番感動した。感動したというか、グッときたというか考えさせられたというか。
・「普通の人は、最期の日がいつになるかわからないけど私はわかる」的なこと言ってたんだけど、本当にそうだよな。
・本当に、怖いだろうな。執行される日が近づいてきて、いよいよ前夜になってしまって、パニックになってしまって、仲間の囚人に助けてもらって、いよいよ当日になってしまって、腰砕けになりながらも電気椅子に座らされて、執行されるまでの間を待って、、、、
・ああああああああああ書いてて辛すぎる。
・まあでも、(白人)警察や司法がやっていた黒人に対するひどいことを具体的に知ることができてよかった。
・会社の先輩が、黒人差別に関する映画をいろいろと教えてもらったので、もう少しみたいなと思っている。
・差別なくならないとか言ってたけど、今回のムーブメントで、社会が本当に変わって欲しいね。ってか、一つ自分自身についての大きな問題があるんだけど、ニューヨークに住んでいても、正直、この人種問題に関するデモとかが人ごとって感じてしまう。
・中心地にいるのに。。。。
・ニューヨークにいる感じが本当にしないよ。コロナのせいで。こっちはまだ、レストランもオープンになっていないからね。全然外に出られんのよ。
・映画とか、ドラマとか、ニュースとか、ちゃんと見聞きしていかないとなあ。そんな風に思えました。
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