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②時間目「動物ってなあに?」(020/037)

今週もマンデイターキーをお聴きいただき、ありがとうございました。

人間を含む動物にとっては暑い日が続いていますね。冒頭の写真は「マル」という大野見の看板犬です。(飼い主様、いつも勝手に使ってスミマセン)

とくに全身が毛でおおわれている動物はさぞ暑いことと…。

ぼくは、暑いの大好きですが。

さて、「ラジオで自由研究」と題した企画も2週目に!

ということで②時間目のおさらい(´・_・`)

「動物」という少し広いテーマでしたが、皆さまにとって動物はどのような存在でしょうか。

様々あると思います。

人間も動物ですし、身近な存在であることは間違いないかと…。

そもそも動物の意味は。

動物…生物界を二大別した場合、植物に対する一群。

生物…生活現象を行うもの。生命を有し、栄養を取り入れ生長・活動し繁殖を営むもの。動物・植物の総称。

と、辞書にはございます。※大辞林(三省堂)第四版

一度、理科、生物の教科書を読み直すのが良さそう…。

セキツイ動物、無セキツイ動物、哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類、甲殻類などなど、まだまだ様々分類があると思いますが、、、

ここでは家畜になった動物、イヌをピックアップ。

イヌの家畜化の起源はまだまだ議論が固まっていないそうですが、およそ1万年前にさかのぼる。

家畜化の発祥地は、東アジア、西アジア(中東)のどちらかではないかとされています。

イヌの前身はオオカミ。

家畜ということを本などで読むとほぼ間違いなく、起源はオオカミであり、イヌであるという文章を目にします。

ヒトにとって最初の家畜は、オオカミ側からヒトの生活エリアに寄ってきたことが始まりとされています。

ヒトの食べ物を目当てに現れたことがきっかけであり、最初、ヒトは怒鳴ったり、石を投げるなりして追い返そうとしたが、オオカミは大胆にも逃げることなく、自発的にヒトに慣れようとし始めた。

オオカミは、ヒトの生活エリアに現れるようになり、ヒトの近くにできる限り近寄り、食べ残しなど、多くの食べ物を手に入れられるオオカミを残そうとオオカミの中での進化が見られたそう。

野性味の強いオオカミよりも、ヒトと共存できるような種。

その後、オオカミからイヌ的オオカミとなり、ヒトを守る警戒としての役割など、進化を遂げ、現在のような「家族」という地位を手に入れる。

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わん。

1万年以上前のヨーロッパでは、イヌの埋葬跡が見つかっている。ドイツではヒトとイヌが一緒に埋葬された跡も見つかるなどイヌの家畜としての共存の重要性、親密な関係性を感じることができる。

そんな動物の家畜化。

今後どのような未来が待っているのか。

イヌの話が多くなってしまったが、ヒトと共存(家畜化)している動物はイヌだけではない。

ヒトにとって必要不可欠な「食」を支えてくれている動物が圧倒的に多くなってきている。

数字については、①時間目のnoteをご覧ください。

現在、ヒトが食べている動物の多くは大規模な畜産であり、ヒトが食べるという目的に応じて、効率よく、これまでの歴史を踏まえたうえで、より効率的にタンパク質を摂取できるように作られてきた。

この畜産における技術革新はヒトにとって本当に有益なもので、その恩恵を日々受け続けてきました。

コストを抑えて食品を生産するという技術が高められるにつれて、家畜への負担が高くなってきたという現実があります。

日本ではあまり聞き慣れない「アニマルウェルフェア」という言葉。

日本語では「動物の福祉」というような言葉を使われていますが、イギリスでは1960年代から動物の福祉という分野に話し合いが行われています。

アニマルウェルフェアとは…。

国際的に「五つの自由」という基準があります。

1.飢えと渇きからの自由(完全な健康と元気を保つために新鮮な水と餌が確保されること。)

2.不快からの自由(避難場所と快適な休息場所を含む適切な環境が確保されていること。)

3.痛み、傷害、病気からの自由(予防と迅速な診断および処置がなされること。)

4.正常な行動を表出する自由(十分なスペース、適切な施設、および同種動物の仲間が確保されること。

5.恐怖と苦悩からの自由(精神的苦痛を回避するための条件および対策の確保。)

※参考文献…いのちへ礼儀(筑摩書房)

日本においても2011年に公益社団法人「畜産技術協会」という団体がアニマルウェルフェアの考え方を取り入れた指針を公表しています。

と、少し堅苦しい雰囲気になってしまいましたが、ヒトも家畜も同じ動物ですが、ヒトの生活と家畜の生活に大きな違いはあるのか。

アニマルウェルフェアという考え方を通して、「いのちをいただく」ということについて改めて考えたいと思っています。

アニマルウェルフェアについての資料はこちら。

最後にもうひとつ、

エシカル消費という言葉について

倫理的な消費?

倫理?

ヒトとして守るべき道、道徳。

シチメンチョウという動物、食材としての動物に向き合うようになり、改めて考える機会が増えました。

まずは自分自身の中での理解と解釈を深めて、興味、共感をいただけるようにお話ができれば良いと思っており、ぼく自身まだまだ勉強中の分野でもあります。

環境、社会、地域、生物、人への配慮。

動物のお肉を生産し、ヒトに必要不可欠なタンパク質を提供するということ。

とても奥が深く、こうした分野に目を向ける機会が増えました。

SDGsという持続の可能性という言葉を耳にする機会があると思いますが、大野見という地域の持続性も考えるべき時代に突入しています。

様々なことに目を向け、ラジオを通して、様々な考え方を耳にしたいと思っております。

エシカル消費についてはこちら。

あーー、過去一番、まとまらないままnoteを締めくくることになりそうです…。

お肉同様に、もう少し自分の中で噛み込みます…。

はい、「大西ノート」が一番完結です。

ということで、最後に大西さんのチカラをお借りします。

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このヒトのメモ力はすごい。


はい、むやみやたらに長々と失礼いたしました…。

今週は頭の中がまとまっておりません…。

来週の③時間目は「タンパク質」についてお話します。

頭の中が夏バテかな…。

今週も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

授業の参考文献

・家畜化という進化(白揚社)

・図説世界史を変えた50の動物(原書房)

・いのちへの礼儀(筑摩書房)

・現代思想からの動物論(人文書院)

・動物・人間・暴虐史(新評論)

・おもしろい!日本の畜産はいま(ミネルヴァ書房)


今週の特典画像は…。

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四万十川で頭を冷やすボク…。こんな画像でスミマセン。

See you next Turkey!!!

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