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介護難民の救済措置

おはようございます!


今日は2月19日発行シルバー新報②面
〜コロナ回復要介護者受け入れで1日5千円〜


についてです。


【今回の記事のまとめ】


☑️厚労省をは16日、新型コロナ感染のため入院した後、退院基準を満たした高齢者を受け入れた介護施設に対し、特例で介護報酬を1日5千円を上乗せする旨を都道府県に事務連絡した。
☑️算定できるのは、退所後に利用するケアマネと連携し、円滑な退所につなげた場合に支払われる『退所前連携加算(1日5千円)』。対象施設は、①特養②老健③介護療養型医療施設④介護医療院で自施設の入所者が元いた施設に戻る場合は対象外。


以上のまとめを踏まえて私見です↓


今回は新型コロナ感染者の退院先を救済する措置についてです。
かなりインパクトがある救済措置だと思います。


その救済措置について話す前に…


在宅で新型コロナウイルス陽性者が出た場合の対応は


①ご本人が陽性だった場合
→即入院(要介護者は急変のリスクがたかいため)
②周囲に陽性者が出た場合、あるいはご本人が濃厚接触者の場合
→検査結果が出るまでは生命を維持するために必要なサービス以外利用停止を検討(家事援助は最小限、調理のサービスは配食サービスに切り替えなど)
③陰性であれば通常のサービス再開


これが在宅の新型コロナに対するルールです。(市町村や場合によって差異はあります)


新型コロナだけを理由に受け入れを拒否すればサービス提供拒否にあたりますが、このルールがあっても“介護難民“が出てしまう現状があります。


その救済措置のために、退院後の30日間を特養や老健で一時的に過ごすことを促す加算が設定されました。


一件あたり最大18万円上乗せできる今回の措置はかなりでかいと思います。


現場のケアマネジャーとしては、担当の利用者さんが“陽性者”となり入院された後、退院されても30日間まで自宅以外で生活できる期間を保証してくれる制度があるのは安心できます。


国の政策は後手後手に感じますが、だいぶ制度や報酬、ルールが整ってきたと思います。


あとはワクチンの効果が出れば、ルールも変更されていくと思います。



頼むで!ワクチン!



では、いってらっしゃい!



#介護 #ケアマネ #在宅 #コラム #シルバー新報

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